イ・ボミ早くも今季3勝目 “世界一稼ぐ女子プロ”に現実味
【meijiカップ】
いったい、いくら稼ぐのか――。最終日は首位タイ発進のイ・ボミ(27)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで今季3勝目。史上最速の14試合目で獲得賞金1億円を突破した。
昨季、男子を含めた日本ツアー史上最高額の約2億3049万円を稼いで初の賞金女王に輝いた。今季はすでに米ツアーで6万2905ドル(約641万円)を稼いでおり、国内ツアーは残り16試合あることから、昨年並みの賞金を稼ぐ可能性は十分ある。
副収入もデカい。国内ツアー一の人気を誇るイ・ボミは、今年から新たに3社とスポンサー契約を結んだ。契約企業は計12社に上り、宮里藍(31)が10年に契約した9社を上回る。スポンサー料はインセンティブ契約などを含めると、2億円とも3億円ともいわれる。賞金を含めれば4億5000万円から5億5000万円くらいか。このほか、副賞の高級自動車や写真集、著書の印税、メディア出演料を加えれば、6億円を超す計算だ。
今年1月、米ゴルフダイジェスト誌(電子版)が発表した「2015ゴルファー長者番付トップ50」(賞金額+ツアー外収入)によると、女子1位(男女全体では42位)はS・ルイス(31)で589万3423ドル(約6億112万円)。女子3位(同50位)のP・クリーマー(30)が511万3485ドル(約5億2157万円)だった。
五輪出場の夢はかなわなかったが、世界一カネを稼ぐ女子ゴルファーにはなれるかもしれない。