五輪ゴルフは英ローズが金…日本勢惨敗の責任はJGAにも
112年ぶりに復活したゴルフ競技は、金メダル決着が72ホール目までもつれる白熱した展開になった。12アンダー首位発進のジャスティン・ローズ(36=英国)と11アンダー2位発進のヘンリック・ステンソン(40=スウェーデン)の、メジャータイトルを持つ2人だ。
前半はともに3つスコアを伸ばして1打差のままターン。後半は先にステンソンが10番バーディーで追いつき、ローズが13番をボギーにすると初めて首位の座をステンソンに譲った。その後も一進一退を繰り返しながら、16番で再び15アンダーで並び、そのまま最終18番パー5を迎えた。
勝負は3打目のアプローチ合戦になり、ステンソンは残り50ヤードをピン手前6メートルと寄せきれず、残り39ヤードを1メートルにつけたローズが金メダルを決めた。
銅メダルは63の猛攻を見せたマット・クーチャー(38=米国)だった。
最終日はチケットが完売し、クーチャーが「出場辞退したプロは後悔するだろう」というほどの盛り上がりを見せた。