史上最速で賞金1億円突破 イ・ボミは“大金”をどう使う?
今季ツアー3勝目を挙げ、史上最速で獲得賞金1億円を突破したイ・ボミ(27)。今週は試合を欠場し、次週からの8連戦に備え、韓国に一時帰国している。
賞金1億1092万1332円はランク2位の申ジエ(28)に約3243万円差をつけて、断トツ。副業も合わせれば6億円近くに上るといわれる。
となれば、気になるのが大金の使い道。韓国人プロの間で財テクブームが起きているからだ。
韓国のゴルフ事情に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏がこう言う。
「米ツアー参戦中のチェ・ナヨンはビルを購入し、朴仁妃はペットボトルやラベルの印刷会社などの事業展開を行い、アン・ソンジュは不動産投資をしています。皆、海外で稼いだ賞金で事業を始めています」
イ・ボミも13年に地元水原市に8階建てのビルを購入している。ただし、きっかけは04年に亡くなった父親の助言だった。
「ビルを購入したのは姉妹にネイルサロンと美容院を経営させるためです。同じフロアにあるシミュレーションゴルフでは祖父と義兄、叔母が働いています。イ・ボミは父親の『お母さんの言うことを聞きなさい』という言葉を守り、すべて母親に任せ切っています。これだけの稼ぎがあれば、当然儲け話も舞い込んできます。しかし母親はお金の管理は一切他人に任せず、ファミリーで財産を守るという考えです。かつて日本で約7億円を稼ぎながら、韓国で投資に失敗した具玉姫と同じ過ちを犯したくないという思いもある」(前出・太刀川氏)
欲をかいたばかりに大金を失ったスポーツ選手はゴマンといる。ムダなリスクを避け、がっぽり貯め込むつもりらしい。