パットに悩む松山 マレットパターへの「浮気」は吉か凶か
【WGCブリヂストン招待】
今大会、松山英樹(25)がピンタイプのエースパターを封印し、マレットパターを使って注目されている。
広大な米国はゴルフ場によって芝質が異なり、グリーン上のタッチも試合ごとに変わる。パットにやや難のある松山にとってマレットタイプに変えたことがどうプレーに影響するのか。マレット型はピン型より慣性モーメントが高く、直進性に優れているため強めにヒットできる。芝目がきつかったり、降雨でボールの転がりが遅く、重いグリーンに向いている。
プロ、アマ問わず、「浮気」して違うパターを使った後、エースパターに戻すとパッティングの感覚が冴えるメリットがあるという。
翌週の全米プロでどのパターを使うのか? 松山本人はまだ決めてはいないだろうが、マレットタイプからピン型に戻すことは必ずしも悪いことではない。雨天のこの日とは対極の高速グリーンならなおさらだ。
パッティングはスコアに直結するだけに、ファンにとっては気になるところだ。