メジャー最下位が収穫に 鈴木愛は帰国後すぐに完全優勝
【スタジオアリス女子オープン 最終日】
3日間でアンダーパーは6選手だけというタフな大会で、初日から首位をキープしてただひとり2ケタとなる通算10アンダーに到達した鈴木愛(23)が2戦連続優勝を果たし、賞金ランク2位に浮上した。
前週は米女子メジャーのANAインスピレーションに初出場したが、本場のタフなコース設定に翻弄された。4日間で一度もアンダーパーを出せずに通算13オーバー(72・73・80・76)。トップと28打差のダントツの最下位だった。
帰国後すぐの試合で移動疲れもあったが、日本なら3日間ともアンダーパー(67・69・70)。2位に4打差をつけての楽々の逃げ切りだった。
ホールアウト後の自己採点は「50点」と厳しかった。
「米国のコース(ミッションヒルズCC)は本当に難しくて、うまくティーショットを打ってフェアウエーに行ってもなかなかバーディーが取れなかったり、アプローチも1、2ヤードの打ち分けができないとピンに寄らない。今の実力では米ツアーでは優勝できるどころか予選通過できるかどうかのレベルだと思っている。自分に実力がないと思う」(鈴木)