宮里優と池田は予選落ち 国内賞金王の力不足が浮き彫りに
【マスターズ 2日目】
日本で賞金王になっても、本場メジャーでは優勝争いどころか、予選すら突破できないレベルがよくわかった。
初出場の宮里優作(37)は、昨季4勝をマークして初の賞金王になったが、マスターズではスコアメークにてこずり2日連続の77。通算10オーバー75位に終わった。
「グリーンが本当に硬くて、ショートアイアンでも止められないピン位置が多かった。だからバーディーチャンスもなかった。予選2日間は(コース攻略の)イマジネーションが追いつかず、いっぱいいっぱいのプレーだった」(宮里)
17年は日本プロゴルフ選手権、ゴルフ日本シリーズと“国内メジャー”2勝を挙げ、平均ストローク70・16(ランク2位)と強さを発揮した。しかし、世界のトッププロが集合し、タフな会場のマスターズではアンダーパーで回ることもできず、手も足も出なかったのだ。
■日本のレベルとコース設定の問題点
いっぽう一昨年の賞金王で、マスターズは2年連続4度目出場の池田勇太(32)は通算9オーバー69位。2011年、17年に続いて予選落ちは3度目。何度出場しても経験が生かされず成長がまったく見られない。