シャルケ上月壮一郎は「ストライカー不在」森保Jの掘り出しモノに? 独1部デビュー2戦目で初得点の値打ち
シャルケのFW上月壮一郎(22)が、ドイツ1部デビュー2試合目のライプチヒ戦(日本時間25日)でゴールを決めた。
2021年にJ2京都の控えメンバーだった上月は22年2月、アマチュアリーグのドイツ5部チームに移籍。そこで活躍して翌シーズンの4部昇格に貢献した。同年8月にシャルケの二軍に加入。頭角を現して昨年末に一軍とプロ契約を交わし、21日のフランクフルト戦で1部デビューを飾ったばかりだった。
半年ほど前は5部に所属していた選手が、今季3位の強豪ライプチヒから初ゴールだ。
京都・宇治市出身。身長181センチ、体重72キロ。主戦場の右サイドから迫力あるドリブル突破を武器とし、タイミング良くDFの背後を突いてシュートに持ち込むプレーも得意とする。
元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
■シュート場面も極めて冷静
「1トップの新加入FWフレイが左サイドに流れてボールをキープ。タイミング良く攻め上がった上月は左CBと左DFとの間隙を突き、何よりもパスを受けた際のトラップが見事だった。相手ゴール方向に<長めのトラップ>をすることでDF2人を置き去りにし、GKとの1対1の場面に持ち込んだ。シュート場面も極めて冷静だった。両手足を広げてシュートコースを消してきたGKの動きを見極め、右足インサイドでGKの左手と左足の間を狙ってゴール右に流し込んだ。実に素晴らしいゴールでした」