阪神が期待する近本光司の“豹変” 成績は文句なし、ナインからも慕われているが…
阪神の近本光司(29)が8月の月間MVP(セ野手部門)を受賞した。
リーグ月間最多の39安打をマークしたスピードスターは、昨10日のDeNA戦で2打席連続適時打を放つなど、勝利に貢献。シーズン145安打、17盗塁は目下、リーグ2冠。大山や佐藤輝が二軍落ちするなど主力が不振に苦しんだ前半戦では、岡田監督から4番に指名された。
そんな野手の顔を巡ってチーム周辺には、「成績は文句ナシだが、さらに一皮むける可能性を秘めている」との声がある。近本は順調にいけば来オフに国内FA権を取得する。今年11月に30歳を迎える年齢的にも今が旬で、今季年俸3億2000万円から来オフには4年20億円規模の大型契約を勝ち取る可能性もある。
「日本代表での活躍も期待したいところです」と、放送関係者がこう続ける。
「過去5回のWBCで侍ジャパン入りした阪神の野手は、鳥谷(13年)と中野(23年)の2人のみ。かねて阪神は日本代表クラスの選手が少ない。近本が侍入りし、メジャーリーガーや各チームの中心選手と交流することで、阪神では得られない経験をチームに還元できます」