がん治療
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大腸がん公表の橋爪淳さんは検便受けず後悔…早めの検査の重要性
俳優の橋爪淳さん(63)が大腸がんを公表されました。NHK大河ドラマ「光る君へ」での出番が終わり、仕事の区切りがついたことで、公表に踏み切ったようです。 実は橋爪さんとは以前からお付き合いがある関係で、異変があったときに相談...
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がん闘病中の小倉智昭さんが直面…「最後の治療」に垣間見える家族力
がんはいろいろな局面で考えさせられることがあり、家族の力や人間力が問われる病気です。昨年、腎臓がんで左の腎臓を全摘したアナウンサーの小倉智昭さん(76)もそこを実感したかもしれません。朝の情報番組でがんのことなどについて語ったことが...
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見栄晴さんは「下咽頭がん」治療の良好な経過を報告…化学放射線療法の魅力は機能温存
タレントの見栄晴さん(57)が、ステージ4の下咽頭がん克服に向けて治療に励んでいるようです。自らのSNSによれば、入院で受けていた抗がん剤治療を終えて無事に退院すると、府中市・東郷寺のしだれ桜を見に行って、自撮り写真を公開されていま...
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働き世代 がんになったらお金はどうする~会社員編~(4)住宅ローンの支払いが苦しい…
本連載1、2回に登場した30代会社員Aさん。肺がんで抗がん剤治療を受ける中で気掛かりとなっていたのは、住宅ローンでした。子供2人はまだ小さく、妻は子育てで手いっぱい。高額療養費制度、傷病手当金、加入している健康保険組合の給付金など、...
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大阪「南港病院」の総院長「私がハイパーサーミア導入を決めたワケ」
地域に根ざした医療を展開する傍ら、閉鎖した銭湯の運営を引き継ぐなど地域活性化にも積極的な南港病院(大阪市住之江区北加賀屋)は、「患者の笑顔をつくる」を理念に掲げ、患者とその家族に寄り添う医療を心がけている。それは、2次救急医療機関と...
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働き世代 がんになったらお金はどうする~会社員編~(3)高額療養費制度の払い戻しを待てない…
中学生の娘がいるBさん(40代)は、抗がん剤治療でしばらく休職せざるを得なかった時、助かったのが、会社が加入する健康保険組合で「傷病手当金(前回の連載参照)」が受け取れたこと、そして「限度額適用認定証」と「高額療養費制度」でした。 ...
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働き世代 がんになったらお金はどうする~会社員編~(2)頼りになるのが傷病手当金
肺がんで抗がん剤治療を受けている30代会社員Aさん。有給休暇を使い終わった後は復職の予定でしたが、思った以上に抗がん剤治療による体力低下が著しく、復職は難しいかもと感じていました。休職(=無給)となると今後の生活はどうなるのか──。...
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働き世代 がんになったらお金はどうする~会社員編~(1)治療と並行して仕事を続けられるのか
看護師FPとしてがん患者さんのお金の相談に乗るようになって8年。これまで私が経験した中でも、みなさんのお困り事と重なり合う部分が多いケースを4回にわたり紹介したいと思います。 30代の会社員Aさんは妻、子供2人の4人家族。肺...
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脂質異常症、糖尿病、解熱鎮痛…ありふれた薬の抗がん効果
生活習慣病などで日常的に使われる薬が、がんとの関係で注目されています。大阪大と国立がん研究センターのグループは、男女6万7768人を対象に抗コレステロール薬のスタチンとがん罹患リスクについて10年間追跡。スタチンを5年以上服用したグ...
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「オリゴ転移」に遭遇し、臨床で迷うケースとは?
前回お話ししたように、転移があっても少数の転移を「オリゴ転移」といい、放射線治療で長生きできることが証明されています。今回はそのオリゴ転移をめぐり臨床で困るケースを紹介します。 残念ながら抗がん剤には放射線治療とあまり相性が...
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看護師FPが指南…がんと診断されたらお金のために今すぐすべきこと
今、がんと診断されたらお金はどうする──? まずすべきことを、看護師からファイナンシャルプランナーへ転身し、病院や個人事務所でがん患者を対象に家計相談を行っている黒田ちはるさんに話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ がん治療...
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ザ・ワイルドワンズの3人がそれぞれの「がん」経験を振り返る
鳥塚 僕は2002年12月に「胃がん」が発覚して、翌年1月に胃の4分の3を切除しました。その2~3カ月前から胃にむかつきなどの違和感があり、リーダーの加瀬邦彦さん(故人)に相談したら自身がかかった医師を紹介してくれて、人生初の胃カメラ...
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堀ちえみさんは舌がん克服…がん診療連携拠点病院がベター
「この5年もの長い期間、ご尽力いただきました皆々様に、心より御礼申し上げます」 自らのブログにこう投稿したのは、歌手の堀ちえみさん(57)です。舌がんの手術から5年が過ぎ、「舌がん完治しました!」と喜びを報告しています。 ...
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がんと言われたら「がん相談支援センター」へ…不安に答えてくれる
「がん相談支援センター」は、専門的な医療を提供する「がん診療連携拠点病院等」に設置されている相談窓口。全都道府県にある。2人に1人ががんを発症する時代だからこそ、がん相談支援センターとはどういうところかを知っておきたい。岐阜県にある中...
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「運動」が乳がん再発リスクを下げる…1週間トータル1時間で25%低下
乳がん経験者向けの運動・食事指導を専門とする奥松功基さん(スポーツ医学博士/トレーナー)によれば、運動をするかしないかで、乳がんの再発リスクに歴然とした差が出るという。 ◇ ◇ ◇ 「世界中のさまざまな質の高い研究...
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直腸がん手術経験者の桑野信義さんは「オムツ着用」…排便障害を避ける方法
「その後は排出障害になり現在もオムツをしている」と自らのブログに投稿したのは、ミュージシャンの桑野信義さん(66)です。肛門に近い直腸にできたがんを抗がん剤で縮小してから手術で切除。手術で一時的に設置した人工肛門は3カ月ほどで閉鎖し、...
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手術できない「ステージ3の肺がん」で東洋医学の専門家が打った手は?
東洋医学の専門家が、がんを発症したらどんな治療を受けるのか--? その問いに答えてくれたのが、日本医学柔整鍼灸専門学院(東京・高田馬場)の校長、奥田久幸さん(70歳・柔道整復師、鍼灸師)だ。 ◇ ◇ ◇ 奥田さん...
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がんの「オリゴ転移」では放射線治療を“最期の手段”にしない
前回は局所療法としての「手術」と「放射線治療」を比較しましたが、かつては遠隔転移が出た場合の局所療法は意味がないと考えられてきました。遠隔転移とは血行性転移ともいわれ、血流に乗ってがん細胞がほかの臓器に転移することを言います。有名な...
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森永卓郎さんが報告した「原発不明がん」…組織検査が手掛かりになる可能性
原発不明がんという言葉をご存じでしょうか。独協大教授で経済アナリストの森永卓郎さん(66)は昨年、ステージ4の膵臓がんであることを公表しましたが、最近のラジオ番組でこれについて語ったことが話題を呼んでいます。 「私、膵臓がんス...
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膵臓がん治療における「手術」と「放射線治療」の選択
前回、残念ながらみなさんが期待するほど膵臓がんに有効な化学療法が存在しない、とお話ししました。では、実際に膵臓がんになって、手術と放射線治療のどちらかを選ぶよう、医師に言われた場合にはどうすればよいのでしょうか? 臓器の奥に...
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「がんですか?」と唖然…沢朋宏アナが未分化多形肉腫との闘病を語る
左脚のふくらはぎに不自然な膨らみがあることはわかっていました。でも、「どこかにぶつけたんだろう」と自分に思い込ませていたんです。それが悪性腫瘍だとわかったのは昨年6月中旬のことでした。 じつは4月ごろから発熱と咳の症状で、か...
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見栄晴さんは治療で活動休止…咽頭がん「ステージ4」でも完治の可能性
「大好きな競馬を楽しみながら、病気にも競馬にも勝てるよう頑張ります」 ステージ4の下咽頭がんであることを公表したタレントの見栄晴さん(57)が治療のため芸能活動を休止することに際して、SNSで元気な姿をアピールしています。病気...
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前立腺がんの治療後、下腹部に不快感が出ると心配になる
Aさん(65歳・男性)は、5年前、人間ドックでの採血の結果PSA値が高く、某がん拠点病院泌尿器科を紹介され、生検で「前立腺がん」と診断されました。 がんは限局していて中リスクに分類され、「手術で前立腺を全摘」するか、「放射線...
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百田尚樹さん、大友康平さんが相次いで…腎臓がん4cm以下はラジオ波で焼き切る
作家の百田尚樹さん(67)に続き、ハウンドドッグの大友康平さん(68=写真)も腎臓がんであることを公表しました。 昨年11月の定期的な健康診断で異常を指摘され、精密検査で腎臓がんと判明したそうです。近く入院して手術に備えると...
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戦争、病気、災害…年が明けてあらためて考えさせられた
ロシア・ウクライナ、イスラエル・パレスチナ、毎日、戦争の報道が続いています。現地の人たち、子供たちはかわいそうです。国境なき医師団も悲惨な現状を訴えています。 新聞記事の切り抜きを整理していたら、少し前になりますが、俳優の故...
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ケガは気力でなんとかなる…でも…元プロレスラーの府川唯未さん甲状腺がんとの闘い
甲状腺がんの初期は、自覚症状があまりないと言われます。私もまさにその通りでした。 2016年6月ぐらいにたまたま寒冷地で体調を崩して、首に痛みを感じながら帰宅しました。夜には発熱もあったので翌日かかりつけの病院に行ったところ...
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古村比呂さんは16回目の治療…がんの種類やタイプによっては「抗がん剤」で長生きできる
「これから16回目の抗がん剤治療です」 今月11日、自らのブログにこう記したのは、女優の古村比呂さんです。医師に子宮頚がんの再発を告げられたそうで、改めて抗がん剤治療に臨むといいます。 読者の中には、16回に及ぶ闘病の...
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被災地でがん治療を受けている患者に必要な対策はいくつもある
能登半島地震の災害で、亡くなられた方、負傷された方、たくさんの被災された方に心からお見舞い申し上げます。 「地震に備える」とは、まず身の安全、火災予防、避難場所の確認等々が考えられますが、東日本大震災、熊本地震の時の教訓が生き...
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膵臓と肺のがん患者に多い質問「なぜ、手術はダメで放射線治療ならいいの?」
初診の患者さんからしばしば受ける質問のひとつに、「『動脈に接しているので手術できません。放射線治療科に行ってください』と言われました。どういうことですか?」があります。質問される患者さんの多くは、膵臓がんや肺がんの患者さんです。 ...
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声をかけられた途端にぶわっと涙が…立花理佐さん直腸がん手術を振り返る
2カ月ぐらい前から急に体調が良くなって、今、すっごく元気なんです。お仕事もやる気になってきたところ。「ビー・バップ(ハイスクール)」の共演者や女子プロレスラーのお友達、歌手仲間たちが引きこもっていた私を根気強く誘ってくれて、外に連れ...