大相撲
-
横綱・照ノ富士「稽古総見」初欠席の深刻度…両膝の古傷と糖尿病で満身創痍、9月場所全休も
昨29日、横綱照ノ富士(32)が横綱審議委員会の稽古総見を欠席。古傷の両膝のケガと、持病である糖尿病が理由だという。 稽古総見は両国国技館の本場所、つまり1、5、9月場所前に行われる。ケガなどがあれば別だが、基本、幕内は平幕...
-
元関脇・豊ノ島さんタレント転身も“稽古不足”痛感の日々「素のほうが面白いねって言われる」
力士としては小柄ながらも巧みな差し身を武器に、幕内在位71場所、三賞10回、東関脇まで上り詰めた豊ノ島さん。2020年4月に18年にわたる現役を引退。今、どうしているか。 「相撲界を盛り上げたいという気持ちは、いまもまったく変...
-
自民・萩生田光一氏「露出作戦」の醜悪…照ノ富士Vパレード車にしれっと同乗、次は甲子園に“出没”か
ギョッとした国民も多かったはずだ。 大相撲名古屋場所で3場所ぶり10度目の優勝を果たした横綱・照ノ富士の優勝パレード。ファンに手を振る横綱の隣にドカンと鎮座していたのが、ナント裏金2728万円の萩生田前政調会長だった。車上で...
-
横綱照ノ富士「余生」は悠々自適! 優勝10回、名古屋初V、節目の記録を次々達成
これも節目の記録、巡り合わせというものか。横綱照ノ富士(32)が、「老施設」60年の歴史に終止符を打った。 1964年から今年まで、大相撲名古屋場所の開催地だった愛知県体育館。施設の老朽化もあり、来年からは新設のIGアリーナ...
-
貴景勝に今場所終了直後の「引退説」…満身創痍で大関陥落も「株・部屋」には不安なし
横綱に引導を渡されたのだから、ある意味、割り切れるのではないか。 今場所9度目のカド番だった大関貴景勝(27)が26日、結びの一番で横綱照ノ富士に敗れ、8敗目。2019年7月場所に続き、2度目の大関陥落が決定した。 ...
-
横綱・照ノ富士が11日目で土も…初場所以来の賜杯をアシストする“安パイ2大関”の情けなさ
痛恨の1敗……というほどでもなさそうだ。 23日の名古屋場所11日目、全勝の横綱照ノ富士(32)に今場所初めて土がついた。 相手は先場所を制した新関脇大の里。立ち合いで当たってから左上手を取り、さらに右もねじこもうと...
-
大の里が追求すべきは「技」より「パワー」 大関とり土俵際…あと1敗で振り出しに
大関の「アタマ」に屈した。 先場所V力士の大の里(24)が10日目の23日、琴桜に敗れ5敗目を喫した。 先場所は小結で12勝3敗。今場所も2ケタ勝利以上の好成績を残し、来場所の大関とり……というのが大の里の描く青写真...
-
尊富士ひさびさ本場所復帰…幕下転落阻止へ残り7日「勝たなければいけない」ノルマ
大相撲史にその名を刻んだ男が土俵に帰ってきた。 昨21日、尊富士(25)が久々の本場所復帰。今年3月場所で110年ぶりの「新入幕優勝」を達成したものの、14日目に右足首の靱帯を損傷し、5月場所は全休。十両に番付を落とした今場...
-
貴景勝を筆頭に情けなさすぎる大関陣のていたらく…横綱の独走許す26年ぶり珍事
横綱の一人旅で、早くも「名古屋場所終了」の気配である。 19日、横綱照ノ富士(32)が幕内で唯一1敗をキープしていた翔猿を下し、単独トップの6連勝。6日目終了時点でトップと次点で2差がつくのは、1998年3月場所以来の珍事で...
-
横綱なのに照ノ富士が「勝って騒がれる」寂しさ…5連勝に同情混じりの目、今場所に有望株もなし
かつて角聖・双葉山の69連勝を止めた安芸ノ海は、師匠の出羽海親方(元小結両国)から「勝って騒がれるより、負けて騒がれる力士になれ」と諭された。時に1939年のことだった。 それから85年後。2024年7月場所は、横綱照ノ富士...
-
朝乃山が左膝「ぐにゃり」、重症さ感じさせた「音」…負の連鎖で現役続行にも暗雲
恐れていたことが起きてしまった。 元大関の幕内・朝乃山(30)が17日の一山本戦で、負傷退場である。 立ち合いから一山本の攻めで土俵際となり、左足を徳俵にかけて粘っていたが、左膝を不自然に曲げるような体勢で転倒。震え...
-
3連勝発進の横綱照ノ富士 どれだけ満身創痍で引退危機が囁かれても「年内は安泰」
先場所優勝で大関候補の関脇大の里が1勝2敗と精彩を欠く中、存在感を発揮しているのが、横綱照ノ富士だ。 昨16日の3日目は若元春を寄り切って3連勝。当たりが強く、鋭い踏み込みで攻める姿を見ると、古傷を抱える腰や両膝の状態は悪く...
-
尊富士が抱える致命的「弱点」 新入幕優勝後2場所連続休場、全休なら幕下転落は確実だが…
このままでは2度目のケガも時間の問題だ。 名古屋場所(14日初日)の休場が決まった尊富士(25)。今年3月場所で110年ぶりの新入幕Vを果たしたものの、14日目の朝乃山戦で右足首のじん帯を負傷。賜杯と引き換えに、先場所から続...
-
横綱照ノ富士が名古屋場所出場めぐり疑心暗鬼? 12日午前がリミットもいまだ表明なし
14日初日の名古屋場所への出場をいまだ明言していない横綱照ノ富士(32)。故障や不調に悩む横綱がギリギリまで結論を出せないのはよくあることだが、それでも場所2日前の取組編成会議までに答えを出すのが筋。今回の場合、12日の午前中がその...
-
新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判
1日、14日初日の名古屋場所の新番付が発表され、大の里(24)が関脇に昇進した。 5月の夏場所で、初土俵から7場所目での史上最速優勝を果たし、今場所の結果次第では〝飛び級〟での大関昇進が確実視される。大関昇進の目安は「三役で...
-
1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ
果たして4人で収まるのか。 29日に相撲協会が発表した引退力士12人。伊勢ケ浜部屋からは5人で、うち4人が宮城野部屋からの移籍組だ。 宮城野部屋は今年3月、当時所属していた北青鵬のイジメが発覚。師匠の宮城野親方(元横...
-
一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」
一に稽古、二に稽古、三、四がなくて五に稽古である。 5月場所で初賜杯を掴んだ大の里(23)。昨27日、所属する二所ノ関部屋で行われた一夜明け会見では「実感が湧いた」と笑顔を見せ、「上に上に駆け上がりたい」と今後の抱負を語った...
-
“ダメ大関の見本市”が後押し 新小結大の里「来場所で大関昇進」への期待と懸念
初土俵から所要7場所、史上最速優勝を成し遂げた新小結大の里。本来、大関への昇進目安は「三役で3場所33勝以上」のため、今場所がその起点ということになる。しかし、その目安はとっくの昔に形骸化。来場所の成績次第で大関昇進の可能性は十分あ...
-
新小結大の里“来場所で大関昇進”は十分に可能 目安の「三役で3場所33勝」すでに形骸化
担当記者らが「来場所は大関昇進に向けての……」と聞けば、高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「それはまだわかりませんが」と慎重に答える。それでも報道陣は「雰囲気やムードが盛り上がってくれば……」と食い下がり、高田川部長は再度、「それは...
-
大関琴桜が平幕相手に“セコすぎ相撲”で自身の首絞める…「横綱にして大丈夫?」と昇進見送り懸念
満員の国技館が静まり返った。 3敗4敗の力士がひしめき合って賜杯争いを繰り広げる混沌の5月場所。24日、何とか3敗をキープしたものの、ファンをガッカリさせたのが大関琴桜(26)である。 相手はこの日が大関初挑戦となる...
-
優勝圏内に11力士も…琴桜は今場所勝たなきゃいつ勝つの? ライバルことごとく不在の大幸運
ここまでお膳立てが整っているのだから、「大関の責任を果たせませんでした」は通らない。 突出した力士がおらず、どんぐりの背比べが続いている大相撲。昨23日は2敗で単独トップだった湘南乃海に土がつき、3敗4人、4敗7人と、優勝圏...
-
2敗キープで5月場所単独トップ 湘南乃海が捨てた「四つ相撲」へのこだわり
素質を考えれば、幕内下位でウロウロしていい力士ではない。 22日、前頭10枚目の湘南乃海(26)が同16枚目の宝富士との2敗対決に勝利。結びの一番で、同じく2敗をキープしていた大の里が豊昇龍に敗れ、湘南乃海が一躍、単独トップ...
-
5人の2敗力士は戦々恐々…夏場所混沌V争いのカギ握る「無冠の帝王」充電100%で帰還
手ごわい男が土俵に帰ってきた。昨20日の大相撲5月場所9日目、結びの一番で大関・豊昇龍を破った元大関の高安(34)だ。今場所は初日から2連勝したものの、3日目から腰痛で休場。再出場一発目の土俵だった。 立ち合いでなかなか手を...
-
ケガやコロナだけが理由ではない…伊勢ケ浜部屋の所属力士41人中、約半数が休場のワケ
角界一の大所帯部屋で何が起きているのか。 昨19日の8日目、伊勢ケ浜部屋の十両・伯桜鵬が、新型コロナに感染して休場。4日目から休場していた幕下の松井はこの日から再出場したものの、2日から休場した横綱照ノ富士や尊富士などのケガ...
-
また負けて1勝5敗で陥落危機…カド番の大関・霧島が「3日目から取材解禁」したワケ
望みは名古屋に託す、か。 今場所カド番の大関霧島(28)は17日、結びで王鵬と対戦。引き落としであっけなく土俵に両手をつく姿に大関の面影はなく、これで1勝5敗の崖っぷち。あと3敗で負け越し、大関陥落である。 とはいえ...
-
時疾風秀喜 東農大卒業寸前に鎌首もたげた「相撲熱」宮城県出身27年ぶり新入幕
迷いに迷った末、プロの門を叩いた。 幼少期から地元の相撲道場に通っていたが、同時にバレーボールやサッカーにも熱中。相撲自体はそれほど好きではなかったという。 それでも素質を強豪・東農大関係者に見初められ、中学では相撲...
-
小結・大の里 小細工せず真正面から相手に当たって攻める"豪快相撲"で親方衆の支持拡大
まだ大銀杏も結えないのに、堂々たる相撲ぶりである。 16日、小結大の里(23)が大関霧島を撃破。立ち合いで左上手を許したものの、すぐさま右下手を取るや、横から回り込もうとする大関に対し、体格を生かして寄り続け、最後は寄り倒し...
-
夏場所4日目は霧島が自滅であるぞ「悪夢の2022年」超え…番付上位と下位の力量差もはや皆無
1横綱4大関の全滅で始まった5月場所。2日目に2人が休場し、3大関と頭数は減ったものの、それでも上位全員が安泰だった日はない。 15日の4日目は霧島(28)が自滅した。大栄翔に押し相撲で徹底抗戦し、体を反転させた相手がそのま...
-
一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで
昭和以降初となる、初日の1横綱4大関の全滅からわずか一夜。横綱と大関ひとりが土俵から姿を消した。 5月場所2日目の昨13日、横綱照ノ富士(32)と大関貴景勝(27)が相撲協会に休場届を提出。診断書には照ノ富士が「左肋軟骨損傷...
-
琴桜に「中途半端」の指摘…素材は一級品のサラブレッドに欠けているもの
12日に初日を迎えた大相撲5月場所。先場所、110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士は休場となったものの、苛烈な賜杯争いが予想される。果たして、誰が頂点に立つのか。優勝候補力士の抱える強みや課題を追った。 ◇ ◇ ◇ ...