大相撲
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若き日の千代大海も口にした宿命「スタミナを考えると四つ相撲も必要かも」
初場所は貴景勝が13場所ぶりの優勝を果たし、照ノ富士の休場で1人になった上位力士の面目を施した。多くの重圧をはねのけ、八角理事長(元横綱北勝海)は「今までで一番価値のある優勝」と評した。 横綱審議委員会の内規「大関で2場所連...
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19歳落合が最速新十両昇進!中高恩師が明かす“令和の怪物”意外な長所と武器「体育祭のリレーでは…」
「1場所で上がれると思っていなかった。次の3月の大阪で関取を目指すつもりだった」 25日、こう言って頬を緩ませたのは宮城野部屋の落合(19)だ。この日、日本相撲協会の番付編成会議で、昨年12月入門から史上最速となる所要1場所で...
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貴景勝は“轢かれたヒキガエル”な負け方が横綱昇進の足かせ…突き押し専門と大型化の弊害
倒れる時は前のめり──が、必ずしも良いとは限らない。 今場所を12勝3敗で制し、3月の大阪場所で綱とりに挑む大関貴景勝(26)。しかし、不安の声も少なくない。大関が優勝した場合、次の場所は無条件で綱とり場所になるはずだが、八...
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大相撲初場所Vでも貴景勝の来場所綱とりに慎重論…「大関2人以上」維持へ協会が“禁じ手”も
「大関という地位は勝たなきゃいけない地位。そういう意味ではつらいときもあったけど、誰でも大関になれるわけじゃない。重圧を感謝に変えて、この2年間頑張ってきました」 優勝インタビューでこう答えたのが、大関貴景勝(26)だ。 ...
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幕下付け出し全勝Vの落合はホントに「令和の怪物」なのか? 宮城野親方も太鼓判
前評判にたがわぬ力を見せつけた。 初土俵となる今場所で幕下全勝優勝を果たした宮城野部屋の落合(19)だ。 相撲名門校・鳥取城北高出身。高校卒業後は実業団で相撲を続け、実業団横綱になって幕下付け出し資格を得てから入門。...
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大関・貴景勝“流血の勝利”で賜杯争い先頭キープ 2場所連続巴戦ならリベンジのチャンス
流血も厭わぬ激しい「打撃戦」だった。 昨20日、大関貴景勝(26)が、結びの一番で阿武咲(26)を撃破。前日3敗に後退した大関が、2敗キープで優勝戦線の先頭に立つ平幕を下す劇的な展開となった。 この2人、アマチュア時...
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貴景勝3敗で綱とりほぼ消滅…大関の面目保つには147年ぶり「4場所連続平幕V」回避あるのみ
綱とり消滅と言っても過言じゃない。 19日、大関貴景勝(26)が霧馬山にぶん投げられ、3敗目を喫した。先場所は「優勝同点」。今場所は綱とりがかかっていたものの、3敗では優勝したところで「レベルが低い」と判断され、昇進を見送ら...
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関脇・豊昇龍が左足関節捻挫で休場…叔父で元横綱・朝青龍の“カミナリ”は時間の問題
これも基本をおろそかにしたツケか。 関脇の豊昇龍(23)が17日の10日目を休場。左足首の関節捻挫で、師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「本人は出たいと言っている」と話し、11日目からの再出場も示唆している。 負傷したの...
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貴景勝Vで横綱昇進ならいよいよ現実に…史上3度目「大関空位時代」は長丁場になる
史上3度目の珍事が現実味を帯びてきた。 昨16日、大関貴景勝(26)が結びの一番で佐田の海を一蹴し、1敗をキープ。13勝2敗で「優勝同点」だった先場所に続き、今場所Vならば待望の横綱昇進が濃厚だ。 【写真】この記事の関...
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正代6敗目、大関最短復帰消滅がトドメに…名門・時津風部屋いまや風前の灯火
最後の望みすらも絶たれた。 15日、先場所で大関から陥落した関脇正代(31)が、若元春にあっけなく敗れ、ついに6敗目。「陥落直後ならば2ケタ勝利以上で元の地位に戻れる」という大関特例もパーである。 これで窮地に陥った...
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十両朝乃山が初日から5連勝 大関時代の悪癖&欠点克服は「あせる必要なし」
さすが元大関である。 12日、十両の朝乃山(28)が魁勝に勝利。初日から負けなしの5連勝となった。 【写真】この記事の関連写真を見る(10枚) 大関時代の2021年5月場所中に、協会が定めた新型コロナ対策のガイ...
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「あんな相撲のどこがいい相撲だ」豊昇龍にも通じる元横綱・朝潮の戒め
1980年代、高砂部屋に西サモア出身の南海龍という力士がいた。公募で集まった若者の中からスカウトされ、84年秋場所初土俵。87年夏場所で新十両、同年九州場所には幕内へ昇進した。 188センチ、150キロ。筋肉質で腕力も下半身...
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元横綱・白鵬「100万円断髪式」に続き…政治家級“10万円1000人パーティー”の仰天
さすが元大横綱、価格もベラボーである。 本紙が年末に報じた、元横綱白鵬(37、現・宮城野親方)の「100万円断髪式」。今月28日に行われる「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」での断髪式の参加料が最低100万円なのは、既報の通りだ...
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大関・貴景勝“初場所V”なら横綱昇進条件満たすも…協会幹部を悩ませる「安定感」の欠如
屈辱の1敗を喫したものの、チャンスが消え去ったわけじゃない。 9日、大関貴景勝(26)は結びの一番で翔猿にはたき込まれ、今場所初黒星。手痛い1敗となった。 昨年11月場所では阿炎、高安との巴戦を繰り広げ、自身3度目の...
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琴富士孝也さん“波瀾万丈”の元関脇は脳梗塞リハビリ中…91年に平幕優勝も偽装結婚で逮捕
阿炎の初優勝で幕を閉じた昨年の大相撲11月場所。連日、熱戦が繰り広げられたが、11月21日の9日目は珍手「合掌ひねり」が決まり手となり話題になった。両手で相手の顔を掴んでひねり倒す力技。幕内では1965年11月場所9日目に大心が前田...
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元関脇・豊ノ島の井筒親方 相撲協会を電撃退職→タレント転身のウラに「不徳とカネ」
名物親方が相撲協会を去った。 4日、引退後に「井筒」を継承していた元関脇豊ノ島(39)が突然、協会を退職。続けて自身のインスタグラムでタレントへの転身を発表した。 2002年に時津風部屋に入門。168センチという小兵...
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横綱白鵬「引退相撲」でウハウハ 断髪式参加100万円~と強気の価格、ハサミ400人で4億円!
いわゆる「引退相撲」でここまで稼げる力士もいない。 来年1月28日に東京・両国国技館で開催される、元横綱白鵬(37=現宮城野親方)の「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」。その一環として行われる断髪式での500万円プレミアムチケッ...
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伊勢ケ浜親方の不徳…弟子の暴力を協会に報告せず理事辞任 日馬富士暴力事件に学ばず
まさかの暴力発覚──と言っても相撲部屋ではまさかでも何でもないが、問題はその部屋だ。 日本相撲協会の臨時理事会が行われた26日、おかみへの暴力や、新型コロナによる外出制限期間中の外出飲酒などがバレた逸ノ城の1場所出場停止処分...
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泥酔暴力報道の逸ノ城がコロナ下に「無断外出」も? 朝乃山や阿炎なみの厳罰食らう可能性
いずれにせよ、厳罰は避けられそうにない。 22日に相撲協会のコンプライアンス委員会に呼び出された平幕の逸ノ城(29)。11月場所前に所属する湊部屋のおかみへの泥酔暴力を週刊誌で報じられ、協会も複数回にわたって本人たちへ聞き取...
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「金星はこれを最初で最後にしたい」公約を守った朝乃山に“2度目”の可能性
大相撲の用語には野球、囲碁・将棋、古典芸能などの言葉とともに、一般化したものが多い。しばしば拡大解釈や誤用も広まり、「金星」「横綱相撲」はその代表格だ。 先のサッカー・ワールドカップで日本がドイツを破った時は、メディアが「大...
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番狂わせにドラマあり 多賀竜「連覇なんて狙ってないよ」の一笑が今は昔の平幕優勝
九州場所は阿炎が千秋楽に逆転で優勝をさらった。3場所連続平幕優勝は史上初。年6場所制になった1958年以降、横綱・大関の優勝が1場所(夏場所の照ノ富士)しかなかった年も初めてだ。 平幕優勝はこれまで10年間に3~5場所程度。...
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ついに関脇に転落…元大関正代、好きなものは「ジェットコースター」かい?
大関(だった)正代は今どんな気分でどうしているだろうか? 勝っても負けても表情を変えず、陥落した日も寝っ転がって日本対コスタリカ戦、黙って見てたんだろうか? そもそも相撲を始めたときも、知らないおじさんにいきなり相撲道場に車...
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初優勝した阿炎の次なる目標…師匠「寺尾超え」の大関昇進に必要なもの、足りないもの
「師匠を超えるのが目的だった。また一歩、進めたんじゃないかと思います」 28日の優勝一夜明け会見でこう話したのが、11月場所を制した阿炎(28)だ。 27日の千秋楽は本割で2敗の高安を突き倒し、3敗をキープ。大関貴景勝...
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平幕・阿炎が逆転で初賜杯! 28年ぶりの巴戦が見応えゼロの九州場所を救った
「面白かったですね。何度も賜杯に挑戦しながらかなわなかった高安は残念ですが、貴景勝は大関としての意地を見せたし、阿炎も力強い相撲だった。一年の締めくくりという意味では素晴らしかったと思います」 こう話すのは好角家の菅野宏三氏(...
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大鵬に勝った佐田の山の自負と屈辱「俺だって横綱だ。インタビューされる覚えはない」
NHKがどうしてもインタビュールームに呼ぶなら、せめて「かち上げが効きましたね」とでも切り出せばいいのに。大関経験者の高安が、転落後に大関を破ったのは九州場所3日目の貴景勝戦で、もう7度目。「おめでとうございます」で始まるインタビュ...
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元小結・千代大龍 幕内での電撃引退に「アイツらしい」の声…エキセントリックな逸話の数々
昨20日、前日まで相撲を取っていた前頭12枚目の千代大龍(34)が突如、引退を発表。この日の朝、協会に引退届を提出した。 当初は今場所前に「体が限界」と引退しようとしたが、師匠の九重親方(元大関千代大海)の説得で現役続行。し...
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熱海富士朔太郎は無名から化けた期待の新鋭 感情さえコントロールできれば出世間違いなし
高校時代は無名だったと言われても、信じる者は少ないだろう。 2020年11月場所で初土俵を踏み、今場所新入幕。年6場所制以降、前相撲から12場所での入幕は、元大関小錦、元横綱朝青龍と並ぶ史上8位タイのスピード出世だ。 ...
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横綱・照ノ富士不在の11月場所は「群雄割拠」にあらず…横並び一線「ドングリの背比べ」
13日初日の大相撲11月場所。横綱照ノ富士(30)不在の中で賜杯争奪戦の火ぶたが切られた──と大仰に言ったものの、この日、最も注目を集めたのは小結・玉鷲(37)と平幕・逸ノ城(29)の一番だろう。 前者は先場所優勝力士、後者...
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逸ノ城の酒癖は角界では有名…おかみへの暴行疑惑に加え「巡業先でトラブル」の過去
「週刊文春」に続いて、11日発売のサンケイスポーツでも報じられた逸ノ城(29)の暴行問題。記事によると、泥酔して所属する湊部屋のおかみに暴力を振るい、さらに湊親方(元幕内湊富士)との関係も“断絶”。廃業危機だという。 この問題...
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高安や稀勢の里も…“腰高の力士”が無理に腰を落とすと攻めるスピードが落ちる
一年納めの九州場所が13日に初日を迎える。照ノ富士の休場が確実で、場所前から優勝争いの展望に関脇以下の名が飛び交っている。 東前頭筆頭の高安もそのひとり。今年はコロナ関連で2場所全休した不運にも腐らず、秋場所は千秋楽まで玉鷲...