大相撲
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関脇・豊昇龍が左足関節捻挫で休場…叔父で元横綱・朝青龍の“カミナリ”は時間の問題
これも基本をおろそかにしたツケか。 関脇の豊昇龍(23)が17日の10日目を休場。左足首の関節捻挫で、師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「本人は出たいと言っている」と話し、11日目からの再出場も示唆している。 負傷したの...
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貴景勝Vで横綱昇進ならいよいよ現実に…史上3度目「大関空位時代」は長丁場になる
史上3度目の珍事が現実味を帯びてきた。 昨16日、大関貴景勝(26)が結びの一番で佐田の海を一蹴し、1敗をキープ。13勝2敗で「優勝同点」だった先場所に続き、今場所Vならば待望の横綱昇進が濃厚だ。 【写真】この記事の関...
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正代6敗目、大関最短復帰消滅がトドメに…名門・時津風部屋いまや風前の灯火
最後の望みすらも絶たれた。 15日、先場所で大関から陥落した関脇正代(31)が、若元春にあっけなく敗れ、ついに6敗目。「陥落直後ならば2ケタ勝利以上で元の地位に戻れる」という大関特例もパーである。 これで窮地に陥った...
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十両朝乃山が初日から5連勝 大関時代の悪癖&欠点克服は「あせる必要なし」
さすが元大関である。 12日、十両の朝乃山(28)が魁勝に勝利。初日から負けなしの5連勝となった。 【写真】この記事の関連写真を見る(10枚) 大関時代の2021年5月場所中に、協会が定めた新型コロナ対策のガイ...
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「あんな相撲のどこがいい相撲だ」豊昇龍にも通じる元横綱・朝潮の戒め
1980年代、高砂部屋に西サモア出身の南海龍という力士がいた。公募で集まった若者の中からスカウトされ、84年秋場所初土俵。87年夏場所で新十両、同年九州場所には幕内へ昇進した。 188センチ、150キロ。筋肉質で腕力も下半身...
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元横綱・白鵬「100万円断髪式」に続き…政治家級“10万円1000人パーティー”の仰天
さすが元大横綱、価格もベラボーである。 本紙が年末に報じた、元横綱白鵬(37、現・宮城野親方)の「100万円断髪式」。今月28日に行われる「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」での断髪式の参加料が最低100万円なのは、既報の通りだ...
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大関・貴景勝“初場所V”なら横綱昇進条件満たすも…協会幹部を悩ませる「安定感」の欠如
屈辱の1敗を喫したものの、チャンスが消え去ったわけじゃない。 9日、大関貴景勝(26)は結びの一番で翔猿にはたき込まれ、今場所初黒星。手痛い1敗となった。 昨年11月場所では阿炎、高安との巴戦を繰り広げ、自身3度目の...
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琴富士孝也さん“波瀾万丈”の元関脇は脳梗塞リハビリ中…91年に平幕優勝も偽装結婚で逮捕
阿炎の初優勝で幕を閉じた昨年の大相撲11月場所。連日、熱戦が繰り広げられたが、11月21日の9日目は珍手「合掌ひねり」が決まり手となり話題になった。両手で相手の顔を掴んでひねり倒す力技。幕内では1965年11月場所9日目に大心が前田...
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元関脇・豊ノ島の井筒親方 相撲協会を電撃退職→タレント転身のウラに「不徳とカネ」
名物親方が相撲協会を去った。 4日、引退後に「井筒」を継承していた元関脇豊ノ島(39)が突然、協会を退職。続けて自身のインスタグラムでタレントへの転身を発表した。 2002年に時津風部屋に入門。168センチという小兵...
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横綱白鵬「引退相撲」でウハウハ 断髪式参加100万円~と強気の価格、ハサミ400人で4億円!
いわゆる「引退相撲」でここまで稼げる力士もいない。 来年1月28日に東京・両国国技館で開催される、元横綱白鵬(37=現宮城野親方)の「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」。その一環として行われる断髪式での500万円プレミアムチケッ...
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伊勢ケ浜親方の不徳…弟子の暴力を協会に報告せず理事辞任 日馬富士暴力事件に学ばず
まさかの暴力発覚──と言っても相撲部屋ではまさかでも何でもないが、問題はその部屋だ。 日本相撲協会の臨時理事会が行われた26日、おかみへの暴力や、新型コロナによる外出制限期間中の外出飲酒などがバレた逸ノ城の1場所出場停止処分...
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泥酔暴力報道の逸ノ城がコロナ下に「無断外出」も? 朝乃山や阿炎なみの厳罰食らう可能性
いずれにせよ、厳罰は避けられそうにない。 22日に相撲協会のコンプライアンス委員会に呼び出された平幕の逸ノ城(29)。11月場所前に所属する湊部屋のおかみへの泥酔暴力を週刊誌で報じられ、協会も複数回にわたって本人たちへ聞き取...
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「金星はこれを最初で最後にしたい」公約を守った朝乃山に“2度目”の可能性
大相撲の用語には野球、囲碁・将棋、古典芸能などの言葉とともに、一般化したものが多い。しばしば拡大解釈や誤用も広まり、「金星」「横綱相撲」はその代表格だ。 先のサッカー・ワールドカップで日本がドイツを破った時は、メディアが「大...
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番狂わせにドラマあり 多賀竜「連覇なんて狙ってないよ」の一笑が今は昔の平幕優勝
九州場所は阿炎が千秋楽に逆転で優勝をさらった。3場所連続平幕優勝は史上初。年6場所制になった1958年以降、横綱・大関の優勝が1場所(夏場所の照ノ富士)しかなかった年も初めてだ。 平幕優勝はこれまで10年間に3~5場所程度。...
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ついに関脇に転落…元大関正代、好きなものは「ジェットコースター」かい?
大関(だった)正代は今どんな気分でどうしているだろうか? 勝っても負けても表情を変えず、陥落した日も寝っ転がって日本対コスタリカ戦、黙って見てたんだろうか? そもそも相撲を始めたときも、知らないおじさんにいきなり相撲道場に車...
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初優勝した阿炎の次なる目標…師匠「寺尾超え」の大関昇進に必要なもの、足りないもの
「師匠を超えるのが目的だった。また一歩、進めたんじゃないかと思います」 28日の優勝一夜明け会見でこう話したのが、11月場所を制した阿炎(28)だ。 27日の千秋楽は本割で2敗の高安を突き倒し、3敗をキープ。大関貴景勝...
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平幕・阿炎が逆転で初賜杯! 28年ぶりの巴戦が見応えゼロの九州場所を救った
「面白かったですね。何度も賜杯に挑戦しながらかなわなかった高安は残念ですが、貴景勝は大関としての意地を見せたし、阿炎も力強い相撲だった。一年の締めくくりという意味では素晴らしかったと思います」 こう話すのは好角家の菅野宏三氏(...
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大鵬に勝った佐田の山の自負と屈辱「俺だって横綱だ。インタビューされる覚えはない」
NHKがどうしてもインタビュールームに呼ぶなら、せめて「かち上げが効きましたね」とでも切り出せばいいのに。大関経験者の高安が、転落後に大関を破ったのは九州場所3日目の貴景勝戦で、もう7度目。「おめでとうございます」で始まるインタビュ...
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元小結・千代大龍 幕内での電撃引退に「アイツらしい」の声…エキセントリックな逸話の数々
昨20日、前日まで相撲を取っていた前頭12枚目の千代大龍(34)が突如、引退を発表。この日の朝、協会に引退届を提出した。 当初は今場所前に「体が限界」と引退しようとしたが、師匠の九重親方(元大関千代大海)の説得で現役続行。し...
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熱海富士朔太郎は無名から化けた期待の新鋭 感情さえコントロールできれば出世間違いなし
高校時代は無名だったと言われても、信じる者は少ないだろう。 2020年11月場所で初土俵を踏み、今場所新入幕。年6場所制以降、前相撲から12場所での入幕は、元大関小錦、元横綱朝青龍と並ぶ史上8位タイのスピード出世だ。 ...
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横綱・照ノ富士不在の11月場所は「群雄割拠」にあらず…横並び一線「ドングリの背比べ」
13日初日の大相撲11月場所。横綱照ノ富士(30)不在の中で賜杯争奪戦の火ぶたが切られた──と大仰に言ったものの、この日、最も注目を集めたのは小結・玉鷲(37)と平幕・逸ノ城(29)の一番だろう。 前者は先場所優勝力士、後者...
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逸ノ城の酒癖は角界では有名…おかみへの暴行疑惑に加え「巡業先でトラブル」の過去
「週刊文春」に続いて、11日発売のサンケイスポーツでも報じられた逸ノ城(29)の暴行問題。記事によると、泥酔して所属する湊部屋のおかみに暴力を振るい、さらに湊親方(元幕内湊富士)との関係も“断絶”。廃業危機だという。 この問題...
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高安や稀勢の里も…“腰高の力士”が無理に腰を落とすと攻めるスピードが落ちる
一年納めの九州場所が13日に初日を迎える。照ノ富士の休場が確実で、場所前から優勝争いの展望に関脇以下の名が飛び交っている。 東前頭筆頭の高安もそのひとり。今年はコロナ関連で2場所全休した不運にも腐らず、秋場所は千秋楽まで玉鷲...
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力士を育てるだけではない…親御さんから「大事なご子息を預かる」相撲部屋の“責任”
相撲部屋で重要なのが、弟子のスカウト活動です。さまざまなツテが必要であることは前回述べましたが、私とおかみが知恵を絞って考えたのが、荒汐部屋のホームページ(以下HP)作成でした。 これからの時代はネットが力士入門希望者とのや...
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昔は入門希望者殺到したが…少子化で四苦八苦、相撲部屋のスカウト事情
親方の仕事で一番、重要なものが力士のスカウトです。協会の業務も大事ですが、それ以上に弟子を集め、育て、一人前の力士にするのが相撲部屋の本分です。 新弟子が年に200人を超えていたような時代は、それこそ黙っていても入門希望者が...
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「しこ名」命名の傾向と特色…画数が悪いと自分で変更を申し出る力士も
大相撲の力士は本名としこ名の2つの名前を持ちます。多くの力士は入門直後は本名を名乗り、出世するとしこ名をつけるケースが多い。 そのしこ名のつけ方ですが、これも各部屋や個人ごとにさまざまです。オーソドックスなのは故郷や部屋の伝...
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千代の富士の横綱像とウルフスペシャルの由来「勝って騒がれる横綱になろう」
亡くなったアントニオ猪木さんが新しい技を披露したのは、1960年代後半だった。小学生の私たちは、すぐプロレスごっこで試した。前かがみにさせた相手の左足に自分の右足を絡め、左足を相手の首に掛け、左の脇で相手の右腕を背中側へひねり上げる...
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九州場所は3カ月の長期出張「夏物を着て行って、冬物を着て帰る」と福岡担当の親方たち
親方にはさまざまな仕事があります。巡業部や審判部、広報部、監察委員といったものから、観覧券を扱う木戸や地方場所担当などもあります。 引退した親方1年生は指導普及部に配属されることが多いです。その後は昇進にともない他の部署への...
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横綱照ノ富士とは対照的!大関正代の「昇進披露パーティー」は想像するのも恐ろしい
「照ノ富士・横綱昇進披露パーティー」が10月16日、盛大に開催されたそうだ。昨年7月の名古屋場所後に昇進したが、コロナ禍で延び延びとなっていた。挨拶に立った横審の委員が言った。 「序二段まで陥落して、誰にも負けない不屈の精神と血...
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九州場所の思い出…倉庫で地元の土を2カ月間寝かせて土俵を作った
大相撲の巡業は必ず先発の親方がいて、宿や会場の交渉をしなくてはならないことを前回お話ししました。 巡業で使用する土俵をチェックするのも先発の親方の仕事です。本場所の土俵は呼び出しさんが総出で作りますが、巡業だと勧進元が専門の...