大相撲
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気鋭の熱海富士が「無事是名馬」を貫くカギ 故郷焼津への凱旋巡業で大声援浴びる
12日の大相撲焼津巡業で、故郷への凱旋を果たしたのが、9月場所を盛り上げた熱海富士(21)だ。 さすがに焼津市出身の兄弟子・翠富士のそれには及ばなかったものの、同じく静岡県熱海市出身の熱海富士も大きな拍手と声援に包まれた。 ...
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「朝青龍にあれをやめさせたらおかしくなる」熱海富士にも通じるルーティンの功罪
右足で仕切り線をはいた後、体を揺すりながら左右の足で8回、9回と足場をならす。秋場所を沸かせた熱海富士の立ち合いの「ルーティン」だ。 そんな言葉がない時代から、多くの力士やスポーツ選手には集中力を高めるためのしぐさや所作があ...
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大相撲新弟子検査の「体格基準」を事実上撤廃…苦肉の策“質より量”で懸念されること
「新弟子の確保は急務だし、門戸は広がるが……」(ある親方) 来年1月からの新弟子検査で、従来の体格基準を事実上撤廃することが28日、明らかになった。 現在は「167センチ、67キロ以上」が足切りライン。改定後はこの数値...
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9月場所を牽引した熱海富士 急成長の秘訣と気になる土俵での“問題行動”
9月場所を引っ張った最大の功労者と言っても過言ではない。 賜杯こそ逃したものの、11勝4敗で敢闘賞を受賞した熱海富士(21)。11日目まで1敗をキープし、千秋楽も単独トップの3敗。朝乃山に負けたことで4敗に後退し、ここでよう...
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大関・貴景勝の4度目Vに批判殺到!優勝決定戦で平幕相手に「小細工&注文相撲」の愚策
《貴景勝、勝つことよりも大事なことありますよ!》《まったく失望した》《まだ、負けた方がマシだった》 大関・貴景勝(27)の自身4度目の優勝をめぐって、ネットでは賛否が渦巻いている。 24日の千秋楽、優勝決定戦で21歳の...
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満身創痍なのに…横綱・照ノ富士「11月待望論」が浮上する9月場所の超低レベル
現在行われている大相撲9月場所は、初日の時点ですでにチケットが完売。客入りが9割前後で出す「満員御礼」とは異なり、全日程「満員札止め」である。 しかし、肝心の相撲内容はそれに見合ったものかどうか。多くのファンが期待していたで...
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「相手にまわしがないと思いなさい」栃木山から今に伝わる春日野部屋のおっつけ
両国国技館内の相撲博物館で「栃木山・栃錦と春日野部屋」展が開かれており、秋場所の来場者らでにぎわっている(12月14日まで)。部屋の祖である栃木山と栃錦、栃ノ海の3横綱に現師匠の関脇栃乃和歌のほか、1997年夏場所新入幕の栃乃洋(現...
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豊昇龍あと2敗で来場所カド番…悩める新大関に同郷の元横綱がエール「学んで強くなって」
「新大関が苦しんでいますね」 こう話すのは、元横綱の鶴竜親方だ。 霧島、貴景勝が勝利し、3大関安泰となるかと思われた18日。しかし、結びの一番で豊昇龍(24)が琴ノ若に敗れ、これで3勝6敗。あと2つ負けたら来場所カド番...
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豊昇龍に敗れ3大関に全敗…元大関・朝乃山を今場所苦しめる“小さな重傷”
大関復帰の前に、三役返り咲きも危うくなってきた。 3大関が揃って白星を挙げた昨15日の9月場所6日目。そのひとり、豊昇龍に敗れたのが元大関の朝乃山(29)だ。 得意の右四つの体勢になり、盤石かと思われたものの、攻め込...
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3大関ペロリ!北勝富士の「臥薪嘗胆」 先場所の優勝決定戦でなめた“苦杯”が快進撃の糧に
なめた苦杯の分だけ強くなっている。 前頭筆頭の北勝富士(31)が12日、大関霧島を撃破。初日は貴景勝、2日目は豊昇龍と、3日連続で今場所最上位の3大関をすべて平らげてしまった。 【写真】この記事の関連写真を見る(12枚...
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霧島は連勝、豊昇龍は初黒星…新鋭2大関が2日目明暗も「地位が人を育てる」は本当か?
今後の土俵を背負っていく2人であることは間違いない。 横綱照ノ富士の休場もあり、今場所、力士の先頭に立っている霧島(27)と豊昇龍(24)の新鋭2大関。この両者、場所前は元横綱・武蔵丸(現武蔵川親方)にスポーツ専門誌「Num...
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豊昇龍・霧島の大関コンビが白星発進 休場中の“先輩”横綱・照ノ富士もホッと安堵?
休場中の横綱もほっとひと息──かもしれない。 10日の初日は、豊昇龍(24)、霧島(27)の大関コンビが揃って白星発進した。 【写真】この記事の関連写真を見る(12枚) 7月場所を制し、新大関として臨んだ豊昇龍...
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照ノ富士が腰の手術に踏み切れないワケ…9月場所も休場で横綱昇進後は7度目
ここまでは誰もが予想していたことだ。 横綱照ノ富士(31)が10日初日の大相撲9月場所を休場することが8日、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の口から明かされた。 【写真】この記事の関連写真を見る(12枚) 原...
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錦戸部屋が危機的な状況に…部屋付き千田川親方が突然退職で角界騒然、今後どうなる?
そして1人だけとなった。 日本相撲協会は7日、錦戸部屋の部屋付きだった千田川親方(元小結闘牙=49)が退職したことを発表した。 【写真】この記事の関連写真を見る(12枚) 定年ではない親方の突然の退職に角界も騒...
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「『湖』を『うみ』と読ましてもええんか」師匠の思いと弟子の力で読ませるしこ名
元横綱北勝海の八角親方が2日に両国国技館で還暦土俵入りを行った。東の花道に姿を現した時に観客から「北勝海!」の掛け声が飛び、「ジーンときた」という。しこ名で呼ばれるのは引退相撲以来だろうか。 【写真】この記事の関連写真を見る(...
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伯桜鵬が左肩手術決断で9月場所休場…“令和の怪物”復帰は最短でも「来年3月場所」以降
復帰まで長い道のりとなりそうだ。 4日、宮城野部屋の伯桜鵬(20)が、9月場所(10日初日)を休場すると明かした。理由は8月31日に行った左肩の手術で、全治は未定。幕内デビューとなった7月場所でいきなり優勝争い、11勝を挙げ...
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“令和の怪物”伯桜鵬は左肩のケガで夏巡業全休…9月場所休場して手術か? 本人にはためらい
「若いからこそ手術してもいい」 他一門の親方がこう話すのが、白鵬(元横綱、現宮城野親方)の弟子、伯桜鵬だ。 ザンバラ髪で臨んだ新入幕の7月場所は11勝4敗で敢闘賞・技能賞を受賞。優勝争いにも絡むなど、「令和の怪物」と呼...
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羽黒山が妻の訃報を受けても務めた横綱土俵入り「帰ったらお経が始まっていた」
夏巡業がまもなく終わる。コロナ禍の中断を経て3年ぶりに再開された昨年は5カ所だったが、今年は18カ所に増え、名古屋場所を途中休場した照ノ富士も初めから参加している。腰などに故障を抱える力士にはバス移動がこたえる旅だ。 横綱は...
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「何て言ったって日本酒はうますぎる!」酒豪・錦木も及ばない先人たちの飲みっぷり
名古屋場所では32歳の錦木が奮闘した。自己最高位の東前頭筆頭で10勝。2日目に照ノ富士から金星を挙げて一躍注目され、大関候補だった3関脇も倒すなど内容も十分で、殊勲賞を受けた。 場所前、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)から「...
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翔猿が巡業先でダウン→緊急搬送の真相…直前まで照ノ富士とぶつかり稽古8分ブッ通し
館内が騒然となった。 8日の大相撲奥州市巡業。会場の奥州市総合体育館で、幕内の翔猿(31)が稽古後にぶっ倒れたのだ。 土俵を下りて、その場にへたり込み、しばらく動けず。他の力士の肩を借りて花道を下がった後、救急車で搬...
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横綱・照ノ富士が巡業先で本音ポロリ…「誰か早く上がってきて…」後進待望の悲痛
横綱の偽らざる本音である。 昨3日に行われた大相撲の龍ケ崎巡業(茨城)。そこで横綱照ノ富士(31)が思わず、「誰か早く上がってきてくれたら……」と漏らした。 早く上がるとはつまり、「もうひとり、横綱が欲しい」という意...
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横綱・照ノ富士“地獄の稽古”は引退まで続く…腰椎椎間板ヘルニアで満身創痍も親方株未取得
7月場所を「腰椎椎間板ヘルニア」で途中休場した横綱照ノ富士(31)。現在は夏巡業に参加、7月30日の沼津巡業では土俵上で相撲を取る稽古も再開した。 その際、照ノ富士は先場所の休場について報道陣に説明。腰痛は若手時代から抱えて...
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「番付を見ろよ」新入幕・大鵬との対戦前に柏戸は大見えを切った
名古屋場所は関脇豊昇龍が初優勝し、場所後に大関へ昇進した。終盤の後がない状況から、2つの念願を果たした精神力は評価される。 千秋楽、3敗で並んでいた伯桜鵬との一番は別の重圧もあっただろう。もしも負けて、伯桜鵬が優勝決定戦でも...
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宮城野親方が来年理事選出馬にいよいよ本気! 相撲協会を揺るがす「白鵬の乱」勃発か
「いくら何でも無謀じゃあ……」 ある親方が言えば、 「いや、わからんぞ。なにせカネはうなるほど持っているし」 と、別の親方はかぶりを振る。 豊昇龍の自身初優勝で幕を閉じた大相撲7月場所。そこで一躍名を上げ...
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初V豊昇龍は“乱暴者”朝青龍の甥っ子 大関確定で大丈夫? 心配ご無用なワケと今後の相撲の課題
かつての横綱・朝青龍を彷彿させるガッツポーズから一転、男泣きに泣いた。 豊昇龍(24)が待望の初優勝を手にした7月場所。23日の千秋楽は新入幕ながら賜杯争いに参戦した伯桜鵬を本割で破ると、3敗同士の優勝決定戦では北勝富士を冷...
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伯桜鵬がトップ勢の錦木を撃破!名古屋場所は相手に“予備知識なし”で優勝へ最大のチャンス
新入幕ながら快進撃が止まらない伯桜鵬(19)。21日は2敗で北勝富士と共に優勝争いのトップを走る錦木を内掛けで破り、10勝3敗。賜杯争いに食い込んでいる。 新入幕Vならば1914年夏場所の両国以来、109年ぶり。10代での優...
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若元春は大関とり消滅、大栄翔と豊昇龍も崖っぷち…そして関脇三人衆を待つ星の潰し合い
1人が脱落し、2人が崖っぷちとなった。 関脇三人衆が揃って“討ち死に”した20日の名古屋場所12日目。大栄翔(29)が玉鷲にはたき込みで敗れると、続く豊昇龍(24)は北勝富士に押し出され、若元春(29)は結びの一番で霧島に寄...
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“ブルドーザー”錦木が賜杯レース単独トップに浮上 大関とりに名乗り上げる好調の要因
こんなに強かったのか──と思う向きもあるだろうが、角界では「これくらいはやれる力はある」ともっぱらだ。 1敗をキープしている前頭筆頭の錦木が19日、2敗の遠藤を撃破。1敗で並んでいた北勝富士が敗れ、単独トップとなった。 ...
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強行出場で4勝目…責任を一身に背負う霧島が待ち望む「新大関」の誕生
大関は横綱と並ぶ看板力士。その両肩にのしかかる責任は平幕の比ではない。 大関・霧島(27)は今、それを痛感しているのではないか。初日に右肋骨骨挫傷で休場を発表したものの、4日目から途中出場。18日は激戦の末に宇良を破り、4勝...
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豪ノ山登輝の「元大関・出島以上のパワー」は上位力士をも脅かす
アマチュア時代はそこまで名の知れた力士ではなかった。小学校1年時から相撲を始め、相撲強豪校の埼玉栄を経て中央大学に進学。大会でも上位に進出はすれど優勝経験はなく、大学4年の全国学生相撲選手権で準優勝。この成績で三段目100枚目格付け...