大相撲
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「何て言ったって日本酒はうますぎる!」酒豪・錦木も及ばない先人たちの飲みっぷり
名古屋場所では32歳の錦木が奮闘した。自己最高位の東前頭筆頭で10勝。2日目に照ノ富士から金星を挙げて一躍注目され、大関候補だった3関脇も倒すなど内容も十分で、殊勲賞を受けた。 場所前、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)から「...
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翔猿が巡業先でダウン→緊急搬送の真相…直前まで照ノ富士とぶつかり稽古8分ブッ通し
館内が騒然となった。 8日の大相撲奥州市巡業。会場の奥州市総合体育館で、幕内の翔猿(31)が稽古後にぶっ倒れたのだ。 土俵を下りて、その場にへたり込み、しばらく動けず。他の力士の肩を借りて花道を下がった後、救急車で搬...
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横綱・照ノ富士が巡業先で本音ポロリ…「誰か早く上がってきて…」後進待望の悲痛
横綱の偽らざる本音である。 昨3日に行われた大相撲の龍ケ崎巡業(茨城)。そこで横綱照ノ富士(31)が思わず、「誰か早く上がってきてくれたら……」と漏らした。 早く上がるとはつまり、「もうひとり、横綱が欲しい」という意...
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横綱・照ノ富士“地獄の稽古”は引退まで続く…腰椎椎間板ヘルニアで満身創痍も親方株未取得
7月場所を「腰椎椎間板ヘルニア」で途中休場した横綱照ノ富士(31)。現在は夏巡業に参加、7月30日の沼津巡業では土俵上で相撲を取る稽古も再開した。 その際、照ノ富士は先場所の休場について報道陣に説明。腰痛は若手時代から抱えて...
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「番付を見ろよ」新入幕・大鵬との対戦前に柏戸は大見えを切った
名古屋場所は関脇豊昇龍が初優勝し、場所後に大関へ昇進した。終盤の後がない状況から、2つの念願を果たした精神力は評価される。 千秋楽、3敗で並んでいた伯桜鵬との一番は別の重圧もあっただろう。もしも負けて、伯桜鵬が優勝決定戦でも...
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宮城野親方が来年理事選出馬にいよいよ本気! 相撲協会を揺るがす「白鵬の乱」勃発か
「いくら何でも無謀じゃあ……」 ある親方が言えば、 「いや、わからんぞ。なにせカネはうなるほど持っているし」 と、別の親方はかぶりを振る。 豊昇龍の自身初優勝で幕を閉じた大相撲7月場所。そこで一躍名を上げ...
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初V豊昇龍は“乱暴者”朝青龍の甥っ子 大関確定で大丈夫? 心配ご無用なワケと今後の相撲の課題
かつての横綱・朝青龍を彷彿させるガッツポーズから一転、男泣きに泣いた。 豊昇龍(24)が待望の初優勝を手にした7月場所。23日の千秋楽は新入幕ながら賜杯争いに参戦した伯桜鵬を本割で破ると、3敗同士の優勝決定戦では北勝富士を冷...
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伯桜鵬がトップ勢の錦木を撃破!名古屋場所は相手に“予備知識なし”で優勝へ最大のチャンス
新入幕ながら快進撃が止まらない伯桜鵬(19)。21日は2敗で北勝富士と共に優勝争いのトップを走る錦木を内掛けで破り、10勝3敗。賜杯争いに食い込んでいる。 新入幕Vならば1914年夏場所の両国以来、109年ぶり。10代での優...
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若元春は大関とり消滅、大栄翔と豊昇龍も崖っぷち…そして関脇三人衆を待つ星の潰し合い
1人が脱落し、2人が崖っぷちとなった。 関脇三人衆が揃って“討ち死に”した20日の名古屋場所12日目。大栄翔(29)が玉鷲にはたき込みで敗れると、続く豊昇龍(24)は北勝富士に押し出され、若元春(29)は結びの一番で霧島に寄...
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“ブルドーザー”錦木が賜杯レース単独トップに浮上 大関とりに名乗り上げる好調の要因
こんなに強かったのか──と思う向きもあるだろうが、角界では「これくらいはやれる力はある」ともっぱらだ。 1敗をキープしている前頭筆頭の錦木が19日、2敗の遠藤を撃破。1敗で並んでいた北勝富士が敗れ、単独トップとなった。 ...
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強行出場で4勝目…責任を一身に背負う霧島が待ち望む「新大関」の誕生
大関は横綱と並ぶ看板力士。その両肩にのしかかる責任は平幕の比ではない。 大関・霧島(27)は今、それを痛感しているのではないか。初日に右肋骨骨挫傷で休場を発表したものの、4日目から途中出場。18日は激戦の末に宇良を破り、4勝...
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豪ノ山登輝の「元大関・出島以上のパワー」は上位力士をも脅かす
アマチュア時代はそこまで名の知れた力士ではなかった。小学校1年時から相撲を始め、相撲強豪校の埼玉栄を経て中央大学に進学。大会でも上位に進出はすれど優勝経験はなく、大学4年の全国学生相撲選手権で準優勝。この成績で三段目100枚目格付け...
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元琴光喜が語る「大関論」 名古屋場所で繰り広げられる3関脇昇進レースも占う
大栄翔(29)、豊昇龍(24)、若元春(29)の3関脇による大関とりが話題になっている名古屋場所。誰が出世街道を駆け上がるのか。地元愛知県出身で、現在は名古屋市内で「焼肉家 やみつき」を経営する元大関・琴光喜こと田宮啓司氏(47)に...
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湘南乃海桃太郎は野球少年「エースで4番」の叩き上げ 十両をわずか3場所で通過
かつての野球少年が目指すものとは──。 野球経験者の父と祖父の薫陶を受けて育ち、中学生まで野球一本。将来の夢はプロ野球選手。「エースで4番」として活躍し、野球強豪高から推薦の声もあったというが、ケガが多く、中学3年で野球の道...
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「夢に相撲が出てきて目が覚めるんすよ」曙が見た新大関全休の奈落
名古屋場所はせっかく東西にそろった大関が、2人とも不在で初日を迎えた。場所前に貴景勝が両膝のけがで休場を決断し、秋場所はまたかど番になる。初日の9日朝には新大関霧島が右肋骨のけがで休場届を出し、4日目から出場する苦しい登場となった。...
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横綱・照ノ富士のヒザは連続出場に耐えられず…翔猿に金星献上、連敗黒星先行で無念の休場
無念の休場である。 12日、横綱照ノ富士が休場を発表。3日目の時点で1勝2敗と黒星が先行したのみならず、11日は翔猿に翻弄され、金星を献上する始末だった。 両者の攻防は1分近い熱戦。つかまえたい横綱に対し、翔猿は横に...
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伯桜鵬哲也「令和の怪物」の落とし穴…相撲技術はベテラン並みもパワー不足がネック
名前を聞いてピンとこなくても、改名前の「落合」のしこ名を聞けば思い当たるファンも多いのではないか。 相撲強豪校の鳥取城北2、3年時に高校横綱に輝き、学生・社会人関係なく相撲日本一を決める全日本選手権では8位。高校卒業後はすぐ...
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大関候補3人が白星発進も豊昇龍の左手に土? 名古屋場所初日「疑惑の判定」なぜ起きた
誰もが納得できる軍配ではなかった。 新大関候補の関脇3人が揃って白星発進となった9日の7月場所初日。正代を押し出した大栄翔(29)には異論を挟む余地がないものの、あと2人の取組は“疑惑”の目を向けられかねない判定だった。 ...
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激戦必至の名古屋場所で3関脇を迎え撃つ横綱の覚悟 大関トリプル昇進どころか全滅もあるぞ
灼熱の名古屋を制するのは誰か。 7月9日に初日を迎える大相撲名古屋場所。真夏の開催とあって体調管理が難しく、3月の大阪場所と並んで「荒れる場所」と呼ばれている。昨年も平幕の逸ノ城が初優勝。2020年もケガと病気で序二段まで落...
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「相撲が正しい方へ行かないんだ」北の湖の不満も押し切った栃若の“おま言う”改革
名古屋場所が7月9日に始まる。新大関霧島の登場もあってにぎわいそうだが、今の大相撲人気がどこからくるのか、まだよく分からない。 立ち合いに待ったをした力士が、正面の審判長にペコンと頭を下げるのがかわいいというファンもいる。い...
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暑い名古屋の稽古場で弟子を引き締めた「鬼流」二子山親方の活
駆け出しの頃に通った相撲部屋で、今も同じ場所で同じ部屋が続いているのは、もう出羽海部屋と春日野部屋くらいしかない。地方場所も同様で、1980年代後半あたりから、貸してくれる寺が減るなどの事情で、宿舎の移り変わりが激しくなっていった。...
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小兵の元幕内・石浦が引退会見で語った「下半身不随になるのは嫌なので」の重み
健康に勝るものはない。 7日に、引退会見を行った元幕内の石浦(33)。平幕だった昨年3月場所で頚椎を負傷。以後、7場所連続全休の末、5月場所後に引退。今後は「間垣親方」として宮城野部屋の部屋つきになる。 会見では、「...
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石浦が引退で「間垣」襲名…内弟子にしていた元横綱・白鵬ジワリ勢力拡大の予感
1日、宮城野部屋の石浦(33)が引退し、「間垣」の親方株継承が決まった。 石浦は当時現役だった横綱白鵬(現宮城野親方)の内弟子として、2013年に初土俵。172センチ、98キロという力士らしからぬ筋骨隆々の体形で奮闘したもの...
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豊昇龍が北青鵬を攻略した叔父・朝青龍譲りの「まわし切り」
夏場所は4場所連続休場明けの横綱照ノ富士が優勝し、大関陣は貴景勝がかど番を脱して霧馬山改め霧島の昇進も決まるという、日本相撲協会にとっては最良の形で終わった。 上位だけでなく若手も注目された。入幕2場所目、21歳の北青鵬は身...
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霧馬山改め新大関・霧島が本紙に語っていた「短命阻止防止策」
当然、新大関にも懸念と期待が相半ばする。 5月31日、日本相撲協会からの使者を迎え、大関昇進伝達式に臨んだ霧馬山(27)。「大関の名を汚さぬよう、今まで以上に稽古して頑張ります」と口上を述べた後には、ビッグなサプライズもあっ...
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第2次「白鵬vs稀勢の里」戦争勃発! 有望弟子めぐり“代理戦争”の様相、協会内でも出世争い
元横綱白鵬(38)が師匠を務める宮城野部屋に、「怪物」の異名を持つ落合(19)という力士がいる。鳥取城北高時代に高校横綱、実業団でも実業団横綱に輝き、幕下15枚目格付け出しで入門。 入門3場所目となった先の5月場所は十両で1...
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横綱・照ノ富士 優勝より厳しい親方株争奪戦…2年後が継承のタイミングも取得は至難のワザ
土俵の中でも外でもライバルだらけだ。 5月場所を自身8度目の優勝で飾った横綱照ノ富士(31)が29日、一夜明け会見を行った。 昨年11月に長男が誕生。母国の英雄、チンギス・ハーンの幼名にちなんだ照務甚(てむじん)と名...
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3場所全休から復活V!横綱・照ノ富士に“白鵬化”の心配なし ヒザの負担減らす「閂」で鬼に金棒
相手の両腕を自身の両腕で抱えた体勢を「閂(かんぬき)」という。今場所、この相撲で自身8度目の賜杯を手にしたのが、横綱照ノ富士(31)だ。 昨年9月場所以来、4場所ぶりの出場で、14日目に優勝を決めた。3場所全休の横綱が優勝す...
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朝乃山は三役以上に連敗で無念の3敗目…現状維持では大関復帰も危うい?
対策実らず、である。 前頭14枚目ながら、26日の13日目に横綱照ノ富士と対戦した朝乃山(29)。今場所の優勝争いを大きく左右する一番だったが、しかし、過去5戦5敗と合口の悪い相手に完敗である。 ともに右四つを得意と...
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夏場所11日目は若元春と大栄翔に明暗も…あるか「2場所で3人」の大関昇進ラッシュ
大関候補2人の明暗が分かれた昨24日の夏場所11日目。いずれも29歳の関脇コンビ、若元春と大栄翔が対照的な取組を見せた。 若元春は204センチ、185キロの北青鵬と対戦。互いに四つに組んだまましばらく膠着し、じわじわと若元春...