照ノ富士「後継者育成」にも迫るタイムリミット…横綱らしからぬ“醜態”で限界説いよいよ裏付け
刻一刻と時間だけが過ぎていく……。
現在の大相撲で一番苦悩しているのが横綱照ノ富士(33)だろう。
両膝と腰のバクダンに加え、持病の糖尿病にも悩まされている。7月場所は節目となる自身10度目の優勝を果たしたものの、その後は2場所連続全休。一人横綱なので、引退したくてもさせてもらえない。
そんな照ノ富士の望みが新横綱の誕生。そうなればケガや病気をじっくり治療する時間もつくれるし、ダメなら大手を振って引退できる。
照ノ富士が後継者と見定めているのが、新鋭の大関大の里(24)。自身と同じく右四つを武器とする力士とあって、これまでも巡業で何度も稽古をつけていた。
が、それも限界か。照ノ富士は冬巡業に初日から参加しているものの、相撲を取ったのは12日の宝塚が初めて。そこで大の里と三番稽古を行ったが、精彩を欠き、尻もちをついて転ぶ場面もあったほど。横綱らしからぬ“醜態”は限界説をいよいよ裏付けるものと言っていいだろう。