感染症
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コロナ禍で増え続ける「自殺」は3月が最も危ない…10代20代も増加
自殺の増加が止まらない。警察庁が令和5(2023)年1月12日に集計した「令和4年の月別自殺者数について」によると、日本の22年の自殺者総数は2万1584人。平成15(03)年の3万4427人をピークに、令和元年には2万169人まで...
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米国はコロナ非常事態を5月11日に解除…保険制度をめぐる論争が再燃か?
バイデン政権はコロナの非常事態を、5月11日に解除すると発表しました。しかし混乱も予想されています。 今回の決定は「コロナは既に深刻ではない段階に入った」という判断によるものです。とはいえ、アメリカではいまだ1日500人もの...
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患者数日本一の性感染症「クラミジア」なぜ侮ってはいけないのか 性交1回の感染率は30~50%
最近、感染症というと新型コロナや梅毒ばかりが注目されるが、「性器クラミジア」を侮ってはいけない。日本で最も患者数が多い性感染症でありながら、話題にならないのは簡単に治るイメージがあるからだ。しかし、これは大間違い。じつは発見しにくく...
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【ヒトメタニューモウイルス感染症】10歳までにほぼ全員が1回は感染する
ヒトメタニューモウイルスは、小児を中心とした急性呼吸器感染症のウイルスのひとつです。1~3歳の幼児の間で流行するケースが多いのですが、大人にも感染します。 初感染は生後6カ月ごろから始まり、2歳までに約半数、遅くとも10歳ま...
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今まさに「ダブルパンデミック」(同時流行)の恐怖が日本を襲う!?
昨年11月の時点で国民の5人に1人が新型コロナの感染経験者とか。コロナ感染後の後遺症に悩む人も少なくない中、懸念されるのは後遺症の1つ「免疫力の低下」に伴ってその他の感染症を引き起こすことであり、とりわけ新型コロナとインフルエンザの...
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いまこそマスクの効果を検証し必要な人と場面を示すべき
感染症法の2類相当扱いの新型コロナウイルス感染症を季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げるという。それに伴い、現在「屋外は原則着用不要、屋内は一部を除いて着用推奨」のマスクは、「今後は個人の判断に任せる方向で、緩和時期を調整する」...
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2023年も梅毒急増が止まらない…高まるリスク「いきなりエイズ」に要注意
梅毒の新規感染者が止まらない。国立感染症研究所が1月24日に公表した2023年1月2日から15日までに、新たに届け出のあった梅毒の新規感染者数は全国で271人に上った。 地域別では東京の52 人を筆頭に大阪26人、福岡25人...
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コロナワクチン接種後死亡は47件増えて1967件に 厚労省報告
厚労省は今月20日、新型コロナワクチンの接種と副反応との関連性を議論する専門部会を開催した。同会に提出した資料によると、予防接種開始(2021年2月17日)から22年12月18日までに新型コロナワクチン接種後の死亡として報告・評価さ...
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コロナワクチン健康被害 厚労省が新たに62人の医療費・医療手当による救済を認定
新型コロナワクチンによる健康被害を審査する「疾病・障害認定審査会(感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会)」が1月23日に開催された。今回は死亡事例の請求の審査はされず、70件の医療費・医療手当の...
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【細菌性髄膜炎】免疫を抑制するステロイドを感染症に使うケースも
以前、副腎皮質ステロイドが含まれている薬は炎症を抑えるものの、免疫も抑制するため感染症にとっては良くないとお話ししました。しかし、必ずしも感染症にはNGというわけではありません。特に命に関わる重症感染症では使われるケースがあります。...
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重症化しづらい若者の感染が集団免疫をつくる インフルエンザに学ぶ
政府は4月にも新型コロナウイルスの感染症法上の分類を現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行する考えだという。屋内でのマスク着用も発熱などの症状がある人を除き、原則不要になる。 むろん、こうした措置はい...
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「水虫喘息」は冬場でも気が抜けない 高齢者の介護現場での症例も
激しい咳(せき)が出て、ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸や息苦しくなる発作が起きる喘息(ぜんそく)。子供の病気だと思われがちだが、大人になって発症する場合もある。喘息は呼吸をする気道に起こる病気で、主にアレルギー反応によって気管支...
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【肺MAC症】結核と似た症状で抗菌薬を1年以上服用しなければいけないケースも
最近、「肺MAC症」という感染症が増加しているといわれています。マックといえば何を思い浮かべますでしょうか。アップルのコンピューターやハンバーガーチェーン店を連想する人が多いかもしれません。 感染症領域におけるMACとは「M...
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「いまこそマスクを外すべき」と公衆衛生に詳しい医師…子供の心は悲鳴を上げている
新型コロナの日本上陸が確認されて3年が経過した。その間、新規感染者数や重症者数、死者数などが公表され、主に高齢者や持病がある人へのリスクが数値化され問題提起され続けてきたが、表に出てこなかった問題がある。「心」の問題だ。 と...
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2022年の新規「梅毒」患者数は1万2966人 「結核」は1万4530人
国立感染症研究所は12日に2022年第52週(12月26日~1月1日)の感染症動向調査週報(IDWR)を発表した。10日の2022年第51週(12月19日~25日)の感染症動向調査週報(IDWR)に続くもので、これにより全数が報告さ...
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梅毒が疑われる場合の対処法 日本一の性感染症治療医が教える
梅毒は治療すれば治る病気だ。にもかかわらず2011年以降は基本的に右肩上がりだ(2019~2020年は一時減少)。2012年には年間1000人以下だった新規感染者数が、2022年は1万3000人に達する勢いだった。原因は梅毒は自覚症...
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コロナワクチン接種後死亡 厚労省が新たに5人の救済を認定
新型コロナワクチンの健康被害を審査する厚労省の「第155回疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会」が12日に開催され、新たに5人の死亡一時金(4420万円)と葬祭料(21万2000円)の請求が認められた。これにより死亡一時...
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国立感染研が公表 「インフルエンザ」「RSウイルス」「梅毒」昨年末の感染状況
3年ぶりに日常生活が戻った昨年末は、新型コロナの新規感染者数の増加に注意を払いつつも久しぶりに自由を楽しんだ人も多かったのではないか。そこで気になるのは、感染症対策の意識が薄れたことでこれまで抑えられてきたインフルエンザやRSウイル...
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【帯状疱疹】ワクチンは発症を完全には防げないが症状が軽く済む
このところ、帯状疱疹ワクチンを希望される方が増えていて、説明をする機会も多くなっています。帯状疱疹については以前にもお話ししましたが、今回はワクチンを取り上げます。 帯状疱疹は日本人の3人に1人が80歳になるまでに経験すると...
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新型コロナ感染後は糖尿病に注意! 1年以内に発症リスク増
新型コロナの感染は軽症化しているといわれています。熱や咳などの症状はあるものの、多くの患者さんは普通の風邪程度で回復することが多いのです。 それでは、新型コロナは風邪と同じになったのでしょうか? 心配なのはむしろ治った後では...
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コロナ、インフル、RSウイルスの「トリプルデミック」でニューヨークはマスク復活
ニューヨークから姿を消していたマスクが復活しつつあります。コロナ、インフル、RSウイルスが同時に大流行しているからです。 ニューヨークのホークル州知事は12月はじめに会見を行い、3つの感染症が同時に流行する「トリプルデミック...
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【インフルエンザ】3年ぶりの流行に備えワクチンで重症化を防ぐ
つい先日、「インフルエンザの抗体保有率が低くなってきている」という報道があったように、3年ぶりにインフルエンザが流行する気配があります。 インフルエンザの感染状況は、定点医療機関(全国約5000カ所の内科・小児科医療機関)、...
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新型コロナワクチンによる健康被害 厚労省が新たに70人の医療費・医療手当認定
新型コロナワクチンによる健康被害を審査する「第15回感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会」が去る22日に開催された。今回は死亡事例の請求の審査はされず、92件の医療費・医療手当の請求が審議された...
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コロナワクチンを接種しない人は交通事故を起こしやすい?
自動車による交通事故の多くは、スピード違反、不適切な追い越し、信号無視、右折禁止違反などによって引き起こされます。このような行動は、安全に対する人の認識や態度を反映しており、このことはまた健康リスクに対する認識や態度とも関連している...
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コロナ第8波を乗り切るために…年末年始は「空気感染対策」をあらためて見直したい
「第8波」に突入した新型コロナウイルスの感染が拡大し、年末年始にかけてのさらなる感染者増加も懸念されている。現在の主流であるオミクロン株「BA.5」や新たな「BQ.1.1」は、重症化率は低いとされているが、感染者が増加すれば重症者や死...
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ワクチン接種 ヒトは午前中、マウスは夜間の方が効果が高い
【Q】ワクチン接種についての質問です。会社を休んでワクチンを打とうと思っていますが、午前と午後どちらが効果的なのでしょうか? そもそもワクチンは打つ時間帯によって効果は変わるのですか? 【A】新型コロナでもインフルエンザでも、ワ...
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【とびひ】感染力が強いので浴槽・タオル・衣類の共有は避ける
「とびひ」とは細菌による皮膚の感染症の俗名で、正式な病名は「伝染性膿痂疹」といいます。健康な皮膚は肌のバリアー機能によって細菌から守られていますが、虫刺され、引っかき傷、アトピー性皮膚炎などで肌のバリアー機能が低下した箇所から、黄色ブ...
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11歳男児のワクチン接種後死亡を新たに厚労省が報告 3回目当日に浴槽で発見
厚労省は今月16日、新型コロナワクチンの接種と副反応との関連性を議論する専門部会を開催した。なお、今回から接種後死亡の報告の仕方を改め、評価件数のみの発表となった。アストラゼネカ社製は9月30日で使用が中止されている。 同会...
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帯状疱疹の原因はコロナワクチン?米国の研究チームが報告
新型コロナウイルスワクチンを接種した後に、帯状疱疹を発症したとされる症例が報告されています。帯状疱疹は、水ぼうそうと同じヘルペスウイルスによる感染症で、帯状に広がる皮膚の発疹が特徴です。 このウイルスに初めて感染した場合、水...
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コロナ治療では高価な新薬が注目されるが…安全性が高く安価な胆石の薬で撃退できる?
新型コロナウイルス感染症には、今のところ特効薬といえるような薬はありません。せいぜい重症化の予防や、少し早く症状が改善する、という程度の効果のある薬があるだけです。しかも新薬は非常に高価です。今はまだ医療費が公費なので、患者さん個人...