コロナワクチン接種後死亡 厚労省が新たに5人の救済を認定
新型コロナワクチンの健康被害を審査する厚労省の「第155回疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会」が12日に開催され、新たに5人の死亡一時金(4420万円)と葬祭料(21万2000円)の請求が認められた。これにより死亡一時金と葬祭料が認定された合計は20人となった。その内訳は男性10人、女性10人で、最年少は26歳女性、最高齢は96歳女性。平均年齢は74.55歳。新型コロナワクチンの副反応によって亡くなったとされる人への補償金額は8億8824万円となる計算だ。
■基礎疾患なしの36歳男性も
今回、認められたのは、①急性心不全で亡くなった96歳女性(関連する基礎疾患及び既往症として高血圧と一過性脳虚血あり)②嘔吐と出血性ショックの73歳男性(肺真菌症、腎不全後の移植あり)③高血圧、嘔吐、めまい、突然死の69歳男性(脳梗塞、腹部大動脈瘤、労作性狭心症、COPDなどあり)④突然死の66歳男性(低酸素性脳症あり)⑤急性循環不全の36歳男性(関連する基礎疾患及び既往症なし)の5人。ほかに、22歳から96歳までの男女15人の医療費・医療手当の請求が認められた。認められた疾病名・障害名は、急性心不全、高血圧・嘔吐・めまい、急性小脳失調症、右低温障害型感音、血球貪食性リンパ組織球症の再燃、右小脳梗塞、量下肢麻痺など、下痢・脱水・横紋筋融解症、視神経脊椎炎スペクトラムなど。