その他のコラム
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「歩くスピードが遅くなる」は認知機能低下のサイン
歩く機能を維持することは、脳の老化を予防する上で非常に重要です。歩行と認知機能に関する研究は国内外でいくつも行われています。その一つで、日頃よく歩く人とそうでない人を比較。歩行時間が長いほど認知機能テストの得点が高いとの結果が出てい...
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一次感情の気持ちを認めてあげる言葉が子どもの人生の質を左右する
「おもちゃを買って!」と泣き叫ぶ子どもの素の感情に、親が何の関心も抱かないやりとりが続いた場合、お子さんは、生じたつらすぎる一次感情の行き場を見失い、二次感情が過度に膨らんでいきます。それは、「何かを欲しいなどと感じること自体が罪で...
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【甘酒】飲む点滴…朝飲むと体内時計をリセットしてくれる
日本の伝統的な飲み物のひとつ甘酒は「麹甘酒」と「酒粕甘酒」に大きく2分されます。特に麹甘酒は古墳時代から存在していることがわかっていますが、その作り方が記されている最古の資料は江戸時代のものになります。蒸米、麹、水を混ぜ合わせ、発酵...
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白髪が目立たない「カラーリング」とはどんな色なのか?
【Q】白髪が目立たない、カラーリングはありますか? 【A】白髪が目立たないカラーリングは、色味には関係なく、明るい色にすることです。図(写真)のように、黒髪と白髪はコントラストが大きいために目立つので、白髪交じりの黒毛を明るくす...
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ゼノフォビア=外国人嫌悪はメンタルにも悪影響を与える
「ゼノフォビア」という言葉、日本でも聞かれるようになってきました。厳密には、見知らぬ人や外国人に対する恐怖や憎悪を意味します。 直近だとバイデン大統領が、日中印の成長を阻害している要因の1つが「外国人嫌悪」と発言してニュース...
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過度の「リスク管理」は子どもの自立の妨げになる
赤ん坊が何度もコテンコテンと転ぶ姿を、「愛情」が故に危なくて見ていられないと歩くことを許さなかった結果、いつまでも歩き方がわからないまま転ぶ怖さを恐れてついには自ら歩くことさえできないまま大人になった……。極端だと言われるかもしれま...
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色のついている痰は病気のサイン?「緑色」はリスクが高い
年齢と共に増える病気のひとつが慢性の肺疾患です。最近、痰がらみの咳が続く……というような症状はありませんか? それはひょっとすると、気管支拡張症かも知れません。 風邪をひきやすい体質のある人が、肺炎などの気道の炎症を繰り返す...
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白髪専用シャンプーとトリートメント、かくしスプレーの違いは?
【Q】白髪シャンプーと白髪トリートメント、白髪かくしスプレーの違いを教えてください。それぞれ「白髪染め」「白髪ぼかし」のどちらにあたるのでしょうか。またどんな種類があり、何が違うのですか? どんな人にどのタイプがおすすめでしょうか。 ...
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お菓子のサイズを小さくすることでダイエット効果あり?
米国では、1日のエネルギー摂取量のうち、約4分の1が間食(おやつ)から摂取されていると見積もられています。当然ながら、間食の摂取量が多いと、肥満のリスクが高まります。 これまでに報告されている研究によれば、ビスケットやクッキ...
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アメリカでは女性医師にかかった方が生存率が高い…医学誌で発表
男性も女性も、患者は女性医師の治療を受けた方が良い結果が出る、死亡率と再入院率も低いーー。そんな研究結果が発表され、話題を呼んでいます。 この研究は『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』誌に発表されたもので、カリフォル...
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【アスパラガス】水分代謝をアップして利尿を促しめまいを撃退
最近、頻繁にめまいがする。耳鳴りもあってつらい……。めまいにはいろいろなタイプがありますが、最近、シニアにも増えているのが「メニエール病」といわれています。以前は40代くらいに多くみられましたが、60、70代の発症も珍しくなくなって...
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「染め」と「ぼかし」の違いは…髪の毛の専門家に聞いた
白髪は年寄りくさい。髪の毛を工夫して少しでも若く見られたい--。その代表的な技術である「白髪染め」はすでに古代エジプト時代から存在していたといわれ、古今東西、多くの先人が創意工夫を繰り返してきた。 その逸話もさまざまで、日本...
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愛情が故の親の「励まし」がなぜ逆効果なのか?
自らの本音を押し殺し、“いい子”を装って一次感情を健全に感じる術を知らずに大きくなっていく過程で、一次感情に向き合わず回避ばかり続けていると、とにかく逆境に打たれ弱くなります。 失恋や受験で第一志望に落ちたといったつらい挫折...
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藤あや子さんは全摘を選択…子宮体がんは低用量ピルで発症リスク8割低下
「先日、子宮と卵巣の全摘手術を受けました。病名は初期の子宮体がんです」 ブログに自らのがんを公表したのは、歌手の藤あや子さん(62)です。報道などによると、4月の人間ドックで異常な数値が見つかり、再検査でがんが判明。手術を終え...
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麻痺がある側に立ちサポートする「体位保持」で転倒を防ぐ
介護で注意したいのが「転倒事故」だ。2021年までの6年間に消費者庁に寄せられた事故情報のうち、最も多い発生場所は自宅とされている。 「転倒が起こりやすいのは、体勢が最も不安定になる立ち上がりの『途中』や『直後』です。とりわけ...
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アニメやマンガだけに惹かれる…「一次感情不全」に多い言動
「感情不全」では、本音の気持ちを押し殺し、感情の感度低下が生じるという話をこれまで繰り返ししてきましたが、この感情は専門的には「一次感情(情動)」と呼ばれます。これは人が生まれながらにして持つ素の感情です。具体的には「うれしい」「悲...
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ネガティブな言葉の前提をつくらない…それが脱ストレスになる
言葉というのは、使い方によって物事の印象を変えてしまう力を持ちます。たとえば、事故の映像を見て、それを第三者に伝えるとき、「激突した」と伝えたときと、「当たった」と伝えたときでは印象が大きく変わると思います。前者は、大きなクラッシュ...
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20~40歳は「血液検査」で生活習慣病の兆しを把握する
心臓を守り、突然死を防ぐために受けておくべき検査は、年代によって変わってくると前回お話ししました。今回は働き盛りの中高年世代について取り上げます。 まず、20歳代から40歳くらいまでは詳細な「血液検査」が重要です。突然死もあ...
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車イスからの移乗介助はフットレストの外側に足を踏み出す
「医療や介護の現場で、看護師またはヘルパーがケガをしやすいのが車イスからの移乗介助です」 そう話すのは、埼玉医科大学医学部客員教授の根津良幸氏。車イスから立ち上がらせようとした際に、足置き場となる「フットレスト」に介助者の足首...
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遅れを取った子どもの「心の成長」をどう育むのか?
ここまで、不登校やひきこもり、ひいては精神疾患の原因には「感情不全」が潜在し、特に病理が根深いほど、その解決には親の傾聴・共感を通じてお子さんの心を健全化させることが重要であるというお話しをしてきました。 子どもが自らの心を...
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ヒールを履くと足がしびれて痛くなるのはなぜでしょうか?
一日中、先の細いヒールや硬い革靴を履いた後に足先がジンジンとしびれて痛くなった経験はありませんか。これは「絞扼性神経障害」と呼ばれ、長時間足が締め付けられることにより、神経が圧迫されて生じる末梢神経障害のひとつです。 先日、...
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腰に触れて「崩し」を利用すれば体格差があっても起こせる
介護者を悩ませる腰痛の原因は、力まかせの“パワー介護”だ。椅子から立ち上がらせようと、相手を抱きかかえて持ち上げている人は少なくない。埼玉医科大学客員教授の根津良幸氏はこう言う。 「私たちは日常生活の中で、相手の体勢を不安定に...
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近視矯正のレーシック手術は老眼治療にも使える…2つの方法
視力矯正が専門の眼科医の間では「手術によって老眼を治す」ことが当たり前となってきていると、前回お話ししました。 手術には2通りあり、「レーシック」の技術を使って老眼を治療するものと、遠近両用の人工水晶体である「多焦点眼内レン...
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子どもの「心の脆弱性」の背景にある家族との関係性
同じような育て方でうまくいくケースも世の中には数え切れないほど存在しているのも事実でしょう。ただ、なかにはそのやり方では、心に行き詰まりを抱えてしまう繊細な子どもだったと気づいたなら、何歳でも遅すぎることはないので、今からでもお子さ...
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握力がなくても身長2メートルの男性を起こすことができる
力任せの“パワー介護”で腰を痛める人は少なくない。実際、厚労省の調査によると腰痛は医療や介護を含む「保健衛生業」でとりわけ生じやすいことが分かっている。 「今から約25年前、38歳の頃に脳梗塞を発症し、左半身に麻痺の後遺症が残...
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末期肺がん80代男性「幸せな思い出をつくれた。いつ死んでもいい」
「病院の無機質な天井を見て死にたくない」 この発言を機に奥さまがネットで在宅医療の存在を調べ、家族総出で病院と討論しあった末に退院。自宅に戻られた肺がん末期の80代後半の男性患者さんがいらっしゃいました。 このように、...
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階段から落ちて腰を強打…日に日に痛みが増し歩行困難に
その患者さんは1年前の夏に自宅の階段から落ちて、腰を打ち付けたという76歳の埼玉在住の女性の方でした。 しばらくの間は痛みがあったものの我慢できる程度の鈍い痛みで、そのままにしていたとのことです。それが今年の冬になって急に、...
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医者が脳梗塞で失語症に…どんなリハビリで回復できるのか?
50代の男性医師、Cさんのお話です。 ある朝、起床してから、母親に贈るための“母の日カード”にメッセージを書こうとしました。しかし、「母の日おめでとうございます」と書くつもりが、文字がまったく浮かんできません。「母」の単語が...
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被災地の支援活動では車での移動中に恐怖を覚えた場面も
私が災害派遣で珠洲市に行ったのは地震から1カ月以上が経過した頃でした。金沢から能登半島に向かう高速道路「のと里山海道」は途中で寸断されており、車で金沢を出発して珠洲に入るまで、3時間以上かかりました。道路はマンホールが突き出ていたり...
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30代半ばのパフォーマーはコーチングで何を得たのか?
Cさんは、30代半ばの身体を使って表現する男性のパフォーマーさんです。初めてお会いしたのは、Cさんが30歳になろうとする時でした。30歳は、夢を追い続けるか、世間的に現実的な道を歩むかの選択に悩むタイミングです。Cさんも、現実的な道...