その他のコラム
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なぜ、名カウンセラーより親の「傾聴・共感」が大事なのか?
これまでお話ししてきた男性Aさんの場合、とても繊細な性格で、親を喜ばせたい、悲しませたくないといった気持ちが幼い頃から強く、親に「子育ては順風満帆」と信じ込ませるほどに、子どもながらに自分を殺して応え続けられる器用さもありました。そ...
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DX関連の女性起業家はコーチングを受けて何を得たのか?
Bさんは、DX関連のスタートアップを立ち上げて間もない女性起業家です。約1年、コーチングを受けていらっしゃいます。立ち上げ間もないにも関わらず、すでにある程度の売上を作っていらっしゃいます。 ◇ ◇ ◇ Q:コー...
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親子の世界観のズレの長期化で膨らむ「感情不全」
前回まで、不登校やひきこもり、ひいては精神疾患の原因には「感情不全」が潜在し、それが生じる背景には親子間のボタンの掛け違いの影響が極めて大きいというお話をさせていただき、具体例として男性Aさんのケースを紹介しました。 今回は...
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ビストロを開業した男性はコーチングから何を得たのか?
私の第1号クライアントの両角太郎氏の例を挙げます。両角氏は、ゴールドマン・サックスをはじめとする金融業界で働かれた後、「食」という自分の好きな分野で仕事をされたいと考え、西麻布でビストロを開業。数年が経った頃にお会いしました。シェフ...
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アイスクリームが大腸がんの予後に影響? 死亡リスクが1.86倍
「大腸がん」は最近日本でも増えているがんのひとつです。その原因のひとつは食事だと考えられています。 中でも今、指摘されることが多いのが、加工食品の影響です。国際的に食品はそれが材料となる食材から、どのくらい加工されているかによ...
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優等生が一転、20年超のひきこもりに…「医師」の視点
私は、もし今つまづいておられるお子さんが未成年、特に児童・思春期であれば、親御さんには丁寧かつ真摯にお子さんの「感情不全」の問題に向き合っていただきたいと切に願います。 しかし、成人まで育て上げたわが子のひきこもりや精神障害...
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ダイエットで朝食を抜くことは糖尿病のリスクを高める? 12.8万人を対象に研究
糖尿病は、世界的に増加している生活習慣病のひとつです。日本は、世界で9番目に糖尿病の患者が多い国で、その原因として食習慣の欧米化などが挙げられています。食習慣と糖尿病の関連性を検討した研究データは、これまでにも数多く報告されています...
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なぜ、いま「コーチ」が必要なのか? エグゼクティブコーチに聞く
いまは「自己責任」の時代。すべての行動は自分で情報を集め、分析して、行動に起こし、その結果の責任は自分が負う。他人任せでは生きられない時代だ。だからこそ、自分の目標達成を支援し、より理想的な未来を導いてくれる「コーチ」の存在が貴重と...
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優等生が一転、20年超のひきこもりに…「親」の視点
みなさんは前回のケースを見てどのように感じられるでしょうか? たしかに、親御さんにはもちろん、担当の医師にも「もう少し違った対応をしてもらえたら、もっと違った結果につなげられたのではないか」とも思われるでしょうか? それとも...
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肥満症の特効薬は睡眠時無呼吸症候群も治す…発売元の製薬会社が発表
肥満症の特効薬「ゼップバウンド」が、睡眠時無呼吸症候群の症状も軽減すると、発売元のイーライリリー社が発表し、大きなニュースになっています。 睡眠時無呼吸症候群は、中等度では少なくとも1時間に15回呼吸が停止します。そのため十...
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認知症を発症したら地域の活動はやめるべきでしょうか?
「父が受け持っていた町内会長の役職を辞めさせるべきか悩んでいます。本人はまだ続けたいと話していて……」 以前、認知症と診断されたばかりの父親と一緒に暮らす娘さんから、こんな相談を受けたことがあります。地域活動への参加は、定年退...
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【豚肉】「水」をしっかり補って体内を潤わせ、のぼせを改善
このところ、やたらとのぼせる。足は冷えているのに顔は火照る……。風邪をひいたわけでもないのに、熱感がする状態が慢性的に続くとつらいもの。シニアは自律神経の老化によって、血管を拡げたり、縮める働きが低下しがちです。血管が拡張すると、体...
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【納豆】夜に食べて朝方の血栓症の予防に役立てたい
日本人の食卓に馴染みの深い納豆の歴史は古く、縄文時代の終わり頃にはすでに納豆のようなものが食べられていたと言われます。この頃、中国から稲の栽培方法が伝わり、人々が暮らしていた竪穴式住居に使われていた稲わらには納豆菌が豊富に存在してい...
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優等生が一転、20年超のひきこもりに…「子ども」の視点
前回、不登校やひきこもり、ひいては精神疾患の原因には「感情不全」が潜在し、それが生じる背景には親子間のボタンの掛け違いの影響が極めて大きいというお話をさせていただきました。 ここで具体例をひとつ挙げてみましょう。 2...
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また2カ月生き延びた…通院で定期検査を受けるがん患者の心境
2年ほど前に大腸がんの手術を受けたDさん(73歳・男性)のお話です。 定期の病院受診のため、寒いなか朝早く家を出ました。隣の空き家の庭の木が赤く咲き始めていました。「あるじなしとて春な忘れそ、か……」とつぶやいて、駅まで送っ...
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読書をする人としない人とでは、平均寿命に2年の違いがある
「読書療法」(ビブリオセラピー)という言葉を知っていますか? 心の病気(うつやノイローゼなど)がある人たちに対して、読書をすることで治療を施すプログラムです。 日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、イギリスでは政府公認で...
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部屋の夏支度…涼しさを五感で感じ取るためにも、風の通り道の点検を
日本の夏は高温多湿です。6月に衣替えをするように、伝統的な日本家屋では、屋内を夏仕様へ替える夏支度をしていました。紙の障子やふすまの建具を取り外し、すだれや夏障子(すだれをはめ込んだ戸)に替え、畳の上にゴザや網代などの敷物を敷き夏座...
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心臓を守るために若年世代は「心電図検査」を受けておく
健康診断のシーズンです。職場や自治体で行われている健診や人間ドックを受診するのはもちろん有意義ですが、心臓を守るためにとりわけ重要といえる検査についてお話しします。 突然死を防ぐためにも受けておくべき心臓検査は、小児から成人...
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克服には親の「傾聴」「共感」こそが特効薬になる
思春期や青年期は、子ども特有の「なんでもできる」といった万能感が壁にぶつかり、理想と現実のギャップに健全な葛藤や挫折を生じる時期でもあります。成功体験に喜び、自尊感情を高める一方で、自分と友達との能力の差を感じて自信を失ったり、思わ...
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旅行や長時間移動する時におすすめの弾性ストッキングは?
ある日突然、片足が赤くむくんで痛い……。テレワークの普及で注意したいのが「深部静脈血栓症」です。長時間、足を動かさない姿勢を続けるとふくらはぎのポンプ機能が低下して血行が悪くなり、深部静脈と呼ばれる足の奥深くにある静脈内に血の塊(血...
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初夏の白と緑の2色 生活に季節の「かさねの色目」を取り入れる
5月に入り立夏を過ぎる頃には、木々の葉は青々と茂り、太陽の光も力強くなります。初夏の風は薫風ともいわれ、新緑の生命力に満ちています。古来、日本人はそのような自然が持つ力を、行事や食べ物、衣服の文様などにあやかりながら上手に暮らしに取...
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「近眼だから老眼にはならないはず」は都市伝説
この連載のタイトル「一生見える目をつくる」には、視力矯正技術の進歩を多くの方々に知っていただきたいという私の思いがこもっています。決して大げさではなく、いまや目の見え方は「つくる」ことができる時代となりました。 たとえば老眼...
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打たれ弱い子どもの心のメカニズム…「感情不全」に陥っている
もし、凄惨で陰湿ないじめやブラックな職場での辛辣な経験に一時的に苦しんだとしても、その後、多くの人の協力を得てその苦難を乗り越え、新たな場所で自分らしい充実した毎日を送られている方もおられます。同じ出来事や環境であっても、なぜ一部の...
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掃除が心を軽くする…片付けが苦手な人へのアドバイス
人生100年時代を健康・快適、豊かに過ごすには、日常生活に必要な衣食住並びに家族に向き合うための最新の知識と技術の習得、そして日本人ならではの季節ごとの伝統的な感性を磨くことが不可欠だ。改めて専門家に聞いてみた。 4月は、さ...
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妻が怖い。このまま死んでいくのはむなしい…80代男性患者が涙ながらに訴えた
在宅医療を始められる方の事情はさまざまです。家族に見守られながら過ごす方から1人暮らしの方。またその家の経済的な事情、ご家族と患者さんとの家庭内における関係性の違いによっても、その療養環境は微妙に変わってきます。 その患者さ...
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治療から1年…痛みは消え、腰に違和感あるものの一瞬で消える
「あれから1年。おかげさまで靴を履く時に腰に違和感はありますが、痛みはなくなりました。それに違和感も一瞬です。知り合いの人で腰痛持ちがいるので今度、ぜひそちらのクリニックを紹介させてください」 こんなうれしい報告をしてくれたの...
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重症の脳出血で高次脳機能障害や失語症が残っても復職できるのか
以前、当院でリハビリ治療に取り組んだAさん(男性・当時39歳)のお話の続きです。 Aさんは重症の「脳出血」によって右半身が完全麻痺となり、体の動作は全介助の状態でした。そこから当院で6カ月のリハビリ治療に取り組んだ結果、右半...
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被災地では薬剤師仲間のつながりが大きな助けになった
災害時、被災地に支援で入る医療従事者ですが、強い使命感を持って自ら進んで名乗り出る人もいれば、そうでない人もいます。私はどちらかといえば後者に当たるかもしれません。現地がどのような状況なのか情報も乏しく、わからないところに行くのはや...
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小中不登校30万人、ひきこもり146万人…ともに過去最多を更新中
文部科学省によれば、現在、全国の小中学生の不登校は少子化にも関わらず増え続け、2022年には前年度からたった1年で2割増の約30万人へと過去最多が更新されています。また、2023年の内閣府の報告によれば、ひきこもりの数は現在約146...
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バイデン大統領とトランプ元大統領の健康状態は限りなく不透明
11月のアメリカ大統領選は、バイデン大統領とトランプ元大統領の一騎打ちに決まりました。その2人の健康状態への懸念が、繰り返しメディアを騒がせています。 バイデン大統領は81歳、トランプ大統領は77歳で2人とも高齢です。次の4...