その他のコラム
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親が身につけるべき「正しい話の聞き方・伝え方」10原則~②③
②まずは、「へー」「はー」「ふーん」だけでいい すでに現状が、お子さんが心を閉ざすまでに至っている親子関係であれば、残念ながら親御さんがいくら思いつきで頭をひねって考えたところで、どうせ見当違いなことを話すだけなのが関の山です...
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【青汁】血糖値、便秘、高血圧を改善… 夕食30分前に飲むと睡眠の質向上も
青汁の人気が急上昇している背景には、健康や美容への期待があります。青汁は緑黄色野菜を絞ったもので、液体、粉末、サプリメントなどさまざまな形態があります。 1943年、医学博士の遠藤仁郎が戦中の食糧難で飢えをしのぐために、それ...
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白髪は禿げないのは本当? 目立たせないドライヤー活用法はあるのか?
【Q】白髪は禿げない、というのは本当ですか? それはなぜですか? 【A】この言い伝えは、一般的には迷信や俗説のひとつとされています。科学的な根拠があるわけではありません。実際に、白髪でも禿げている人がたくさんいるのを見れば明らか...
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認知症の親が自傷行為を繰り返す…対処法はあるのか?
認知症になると、自分の顔や体を引っかいたり、ベッドの柵に手を打ち付けるといった「自傷行為」が見られるケースがあります。認知症には「こだわりの法則」があり、ひとつの事柄に集中するとそこから抜け出せず、周囲が説明や説得を試みたり否定した...
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親が身につけるべき「正しい話の聴き方・伝え方」10原則~①
前回、不登校・ひきこもりは親の傾聴・共感が解決の鍵となることを説明しました。それでも、「子どもの話なんてこれまで散々聞いてきたのに、まだ足りないというのか!」と訝る親御さんは少なくありません。しかしその本質は、表面的に(耳だけで)「...
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睡眠不足で糖尿病になる? 4時間睡眠は41%もリスクアップ
日本人は世界的に見ても、睡眠時間が短いと言われています。大人の睡眠時間として、最も健康的だと考えられているのは、1日7~8時間の睡眠をとることですが、特に現役世代でそれを守っている人は少数派ではないかと思います。 短い睡眠で...
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地球温暖化を抑えられなければ熱中症患者が激増する?
地球規模の気候変動は、人の健康状態にも大きな影響を及ぼす可能性があります。とりわけ、気温の上昇に伴う熱中症のリスク増加は、気候変動による差し迫った健康問題と言えましょう。 熱中症は、倦怠(けんたい)感、頭痛、めまい、吐き気な...
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良いとされる食べ物や生活習慣にはどんなものがあるのか?
【Q】白髪によい食べ物あるいは生活習慣はありますか? その根拠は何ですか? 【A】白髪の発生や進行に対する食事や生活習慣の影響に関する科学的に検証した研究は文献検索しましたがありません。そのため、根拠を提出することはできません。...
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片方の親だけの「傾聴・共感」スキルアップだけでも子どもは救われる
両親揃って「傾聴・共感」の実践ができれば理想ですが、現実には、わが国では父親は「オレは仕事が忙しい。子育ては母親の仕事なんだからお前がやれ」などと母親に押し付けるケースがいまだに少なくありません。それでも、たとえば母親(または父親)...
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進行前立腺がんは骨転移の治療が大切…放射線は発症48時間以内に
男性なら前立腺のことは気になるでしょう。クルミほどの大きさの臓器で、そこにできる腫瘍が前立腺がんです。先日、米国ではグラミー賞を6度受賞したサックス奏者のデイビッド・サンボーンが前立腺がんの合併症で亡くなりました。享年78。6年前か...
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抗血小板薬を使っている人が「出血」で注意すべきポイント
血をサラサラにするクスリのうち、「抗血小板薬」を使用している場合の一番の注意点は、「出血した場合に血が止まりにくくなっている」ということです。使っている人の中には、もしかしたら「ケガをしないように注意してください」という指導を受けた...
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「頭皮」や「毛髪」への悪影響を製品ごとに知る
【Q】「白髪染め」「白髪ぼかし」それぞれの副作用(頭皮や毛髪への影響)について教えてください。 【A】製品ごとの違いで説明すると、ヘアカラーで白髪染めの場合、過酸化水素やアルカリを配合するために、頭皮刺激が起こることがあります(...
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【陳皮】胃の働きを活発にして消化吸収を促進する「胃の万能薬」
食事するたび、みぞおちのあたりがジリジリ焼ける感じがする。胃がムカムカして、酸っぱいものがこみ上げることも……。そんなときは「胃酸過多」が原因かもしれません。 胃酸過多とは、胃液に含まれる主成分である胃酸の分泌が過剰になった...
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救いの手を差し伸べるのはなぜ「親」であるべきなのか?
「救い手は親でなくてもいいじゃないか。教師やカウンセラーなど外部専門家でもいいのではないか?」 そんな声もあるでしょう。それでうまくいくケースもある一方で、病理が重いほどそれだけでは立ち直れないケースが現状未解決のひきこもりの...
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座る「位置」を変えるだけで、深い話ができるようになる
日本人は目線を合わせるのが苦手な国民だと言われています。特に、男性は異性と話すときに相手の目を見ずに話すことが多いとも。 せっかく食事の席に来たものの、なんだかソワソワしてしまい、うまく話せず、視線が宙を泳いでしまう……そう...
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これで下痢には悩まない(4)「SIBO」は下痢と関係があって改善につながるのか
下痢に関連して近年、新たに登場した概念に「SIBO」(シーボ=小腸内細菌異常増殖症)がある。多くの人を悩ませてきた従来の下痢の解決につながるのだろうか。日本消化器病学会専門医で「東長崎駅前内科クリニック」(東京・豊島区)の吉良文孝院...
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現役世代も65歳以下も「人間ドック」は有用…治療の信頼度も確保できる
前回、40~65歳くらいの世代が心臓を守るために受けておくべき検査についてお話ししました。その年代は生活習慣病による心臓や血管の問題が生じ始めるケースが増えてくるため、一度は造影剤を使わない単純CT検査を受けて、心臓と血管の状態を把...
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苦しむわが子を理解し、寄り添うにはどうすべきか?
これまで不登校やひきこもりに苦しむ子どもたちに共通する背景に、親との関わりにおける「感情不全」が大きいことを解説してきました。 不登校やひきこもりに至る子どもたちの多くは、その繊細さが故に、何げない親からの一言にも“PTSD...
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これで下痢には悩まない(3)あなたの下痢は「過敏性腸症候群」なのか
下痢に悩み、ネットなどで調べると「過敏性腸症候群」という言葉が目につく。その情報をまとめると、症状は下痢、便秘、腹痛などさまざまで、根本的な病気がない状態で、飲食物を含む物質や肉体的・精神的なストレスなどの感情面が要因になるという。...
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足裏にできたタコが痛い…削ってもいいのでしょうか?
本来、足裏は体重を均一に支えていますが、何らかの原因で骨の突出部に過剰に圧がかかり続けると、皮膚の角質が盛り上がり硬くなる「タコ」ができやすくなります。医学的には「胼胝」と呼ばれ、足の変形やサイズの合っていない靴の着用のほか、足を使...
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「モノビジョン」の老眼矯正は期間限定…長時間の作業には不向き
レーシックの技術を使って行う老眼矯正治療「モノビジョン」。この治療が適しているのは、「まだ白内障になっていない」40歳代後半から50歳代の人となります。もちろん、レーシックが可能な目(健康な成人で、目の病気がなく、角膜の厚さが治療後...
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「二次反応」という名の消えないノイズで頭が効率的に回らない
かなり以前、某雑誌の「なぜ人は自死に及んではいけないのか?」という特集で、何十人もの権威ある有識者がそれぞれに自説を載せていました。ただ、その大半がどれも「生きることの正しさ」「自死の罪深さ」といった頭でっかちで小難しい説教くさいも...
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これで「下痢」には悩まない(2)「大丈夫」と思えるものをいくつも準備する
下痢は、お腹の“性格”や自身の気持ちが引き起こすものだ。そうはいっても突発的な下痢や慢性的な下痢に悩む人にとっては深刻な問題だ。日本消化器病学会専門医で「東長崎駅前内科クリニック」(東京・豊島区)の吉良文孝院長はこう言う。 「...
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起きたら冷たくなっていて…母の死を確認したのは高校生の娘だった
その患者さんは、旦那さん、大学生と高校生の2人の娘さんとの4人暮らしでした。50代という若さでしたが、卵巣がんの末期。予後が限られているということもあり、今後どのように過ごしていくかという話は避けて通れません。 在宅医療を始...
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立ち上がる時、両ひざ下がビリビリ、チクチク、ジンジンして…
「ゆっくりなら歩けるんですけど、特にトイレ掃除でしゃがみこんだ時や、ソファから立ち上がったり、便座に座るような時に両ひざ下がビリビリ、チクチク、ジンジン熱く感じるようになって」 こんな症状を訴えてこられたのは87歳の女性の患者...
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失語症からの回復を目指す医師はどんなリハビリに取り組んだのか
脳梗塞による失語症の障害が残ってしまった50代の男性医師Cさんが取り組んだリハビリと、本人が感じたことについて、さらに詳しくお話しします。 発症から3日目、SCU(脳卒中集中治療室)での生活も3日目となり、やっとリハビリ治療...
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災害時の医療支援は必ずしも美談ばかりではない
今年2月、災害医療チームの一員として能登半島地震の被災地に入りました。災害において支援に入った方を悪く言う報道はほとんど見かけませんが、必ずしも美談ばかりではありません。私自身、災害医療に関する知識は十分ではないため、「あの時、この...
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歪んだ「二次感情」はどんな思考や行動をもたらすのか?
前回、子どもが一次感情を正しく感じきれない一次感情不全だと、一次感情が過剰に膨らんだり、脳のノイズとして消えない人工(二次)感情が増殖する、といったお話をしました。今回はそれらがもたらすそれ以外の不適応反応についてお話します。 ...
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入院経験から「いろんな人が受け入れられるような社会にしたい」
小学3年生の6月か、7月ごろです。顔色が悪く、お腹が痛くなることが増え、おかしいなと感じていました。本人に聞くと、立ち上がったらクラクラしたり、遊んでいる時にフラーッとすることがあるという。顔色の悪さが見るからにひどく、唇が青くなり...
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これで「下痢」には悩まない(1)お腹の“性格”だから気にしないのが一番の対策
通勤電車の中で急にお腹の具合が悪くなり、慌てて降りてトイレに駆け込んだ……そんな経験はないだろうか。現在、日本では多くの人が「慢性的な下痢」に悩んでいる。原因はなんなのか、そして治すためにはどうすればいいのか。日本消化器病学会専門医...