長生きする読書術
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「大便革命」辨野義己著
ある製薬会社の調査によると、家族の中でもっともトイレのあとのにおいが臭いのは、“中高年の男性”という結果が出ているという。実は、腸内で悪玉菌が優勢になりインドールやスカトールといった有害物質が発生し…
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「すべての不調は呼吸が原因」本間生夫著
加齢とともに低下する機能はさまざまあるが、日々無意識に行っている呼吸する力も、年齢を重ねるごとに衰えていく。肺を縮めたり膨らませたりする呼吸筋の老朽化と、肺自体の弾力が失われることで、呼吸が浅くなり…
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「認知症は自分で治せる」竹内東太郎著
親や配偶者、あるいは自分自身に認知症の症状が出てきたら、誰もが絶望的な気持ちになるだろう。しかし、まずは落ち着いて、その認知症の“種類”を把握して欲しい。認知症の中には治せる可能性の高いタイプもある…
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「その症状、すぐ病院に行くべき?行く必要なし?」山中 克郎著
何らかの不調があるとき、すぐに病院に行くのがいいのか、自宅で様子を見ていても大丈夫なのか、判断に迷うことがある。そこで本書では、総合診療医の著者が患者への問診時にチェックする項目を紹介。さまざまな不…
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「『噛む力』が病気の9割を遠ざける」照山裕子著
近年、高齢になっても元気でいるためには口の健康が重要であるという認識が医療界全体に広がってきている。そこで注目されているのが「オーラル(口の)フレイル(虚弱)」。口の機能が弱っている状態を指す言葉で…
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「命を縮める『睡眠負債』を解消する」白川修一郎著
2017年の新語・流行語大賞トップ10にも選ばれた「睡眠負債」。睡眠不足の累積=借金と考え、“返済”できなければ毎日積み重なっていき、命すら削る恐れもあるとされている。 自治医科大学が行った…
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「ガンより怖い薬剤耐性菌」三瀬勝利、山内一也著
現在、世界のがんによる死亡者数は年間880万人といわれているが、2050年にはがんを凌駕して年間1000万人が死亡すると推定されている病がある。それは、薬剤耐性菌による感染症だ。日本でも、がんと心疾…
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「飲んではいけない認知症の薬」浜六郎著
日本ではアルツハイマー型認知症に対して4種の薬剤が承認・販売されており、安倍首相も認知症サミットで認知症施策の加速を指示。早期に発見して治療を行えば認知症はよくなると、医師も含めた多くの人が信じてい…
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「愛着アプローチ」岡田尊司著
多くの病は薬による医学的アプローチで治療が施されてきた。しかし近年、うつやひきこもり、依存症にDVなど、対処が難しい病が増えている。そこで精神科医である著者が取り組むのが、“愛着”の安定を促すことで…
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4週間で猫背を解消し仕事のパフォーマンスを上げる
仕事で最高のパフォーマンスを発揮すべく、4週間で猫背を矯正する方法を伝授する本書。“たかが姿勢”でと思うかもしれないが、姿勢が悪いだけで人間の体にはさまざまな負担がかかり、集中力や判断力、思考力など…
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典型的な症状が表れにくい高齢者特有の疾患
“人生100年時代”となっている長寿国・日本。高齢になればどうしてもリスクが高くなり、回避も難しい疾患があることも知っておかなければならない。本書では老化によってかかりやすくなる28の疾患について、そ…
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「『余り病』が命を奪う」渡辺正樹著
かつて日本人に多かったのは、脚気に肺結核に脳出血など、栄養が足りないことが発症の一因になる疾患だった。しかし現代の日本人には、動脈硬化による心疾患や脳血管疾患、そしてがんなど、必要以上に取り過ぎた栄…
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βカロテンでがんリスクアップ、果物で糖尿病予防
「βカロテンは健康にいい」「フルーツジュースは美容にいい」「炭水化物は食べると太る」などの情報を信じているなら、ぜひ本書を読んでほしい。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科学助教授の著者が…
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悪玉コレステロールが高い人ほど長生きする!?
多くの人が“健康の敵”と認識するコレステロール。しかし今、その常識は覆されつつある。本書では、コレステロールの最新常識について、薬剤師であり栄養学博士でもある著者が徹底解説している。 201…
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薬の専門家が教える“薬いらず”になる健康法
日本薬科大学客員教授である薬剤師の著者は、“薬はリスク”と言い切る。西洋医学の薬は化学薬品であり、すべての化学薬品には致死量があり、副作用とはその前段階にあるもの。そのことをもっとも熟知しているのが…
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「おなかのカビが病気の原因だった」内山葉子著
慢性的な便秘や下痢、皮膚トラブル、呼吸器疾患など、原因不明の不調に悩まされている人は、腸内にカビが増殖している可能性があると、医師である著者は警告する。 カビといえばすぐに思い浮かべるのが、…
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「なぜ微熱は体にいいのか」鄭忠和著
寒けがして熱を測ってみると、37.2度の微熱。こんなとき、慌てて解熱剤を服用するのは大間違いだと本書。炎症等の原因物質が体内に取り込まれると、「熱を出して病原菌をやっつけよう」という指令が脳の視床下…
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ワクワク感が起これば幸福寿命が延びる
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳。最近では、健康上の問題がない状態で社会的に独立して日常生活を送ることのできる「健康寿命」にも注目が集まっている。 そして、医師である著者が新たに提案…
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朝1杯の水でゴースト血管を防ぐ
著者が客員教授を務めるハーバード大学医学部とその関連病院では、近年「ビヘイビオラルヘルスケア(behavioral health care)」が医療のキーワードになっているという。これは、患者の普段…
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「その調理、9割の栄養捨ててます!」東京慈恵会医科大学附属病院栄養部監修
栄養バランスを考えて毎日しっかりと食べているのに、あまり疲れが取れない――。そんな人は、“栄養ロス”からくる「隠れ栄養失調」かもしれない。 例えば、ニラは疲労回復に効果を発揮するアリシンを豊…