ヨットで太平洋横断の噂も…「いいとも!」から解放されたタモリの悠々自適
<スタッフは失職者続出>
「可もなく不可もなくで、与えられた役割をこなしてきた人。目立たないし、毒もないし、面白みもありません。『いいとも』に就職したサラリーマンが課長で定年を迎えるという感じですね」
来年3月末で打ち切りが決まった「笑っていいとも!」司会のタモリ(68)についてこう話すのは芸能評論家の肥留間正明氏だ。
1982年にスタートした長寿番組である。お役御免のタモリはスッキリかもしれないが、「寝耳に水。タモリさんはやめても番組は未来永劫(えいごう)続くと思っていた」と肩を落とすのは、さる番組関係者だ。
「マンネリ化した番組にタモリさんがヤル気を失っていたのは間違いない。でも、30年以上も続き、100人以上のスタッフが関わっている番組は一つの『会社』と同じ。この番組の仕事だけで長年メシを食べている人も多く、その背後には何百人もの家族がいる。フジテレビを象徴する番組だから、これまでは視聴率が悪いとか、裏番組に抜かれたとかいう理由だけでは打ち切り対象にならず、一昨年の30周年勇退説も乗り切ったのですが……。4月から新番組になったらスタッフも制作会社も一新されるはず。職を失う人も多いでしょう」