パンツ一丁の妻夫木聡主演 「ジャッジ!」が好評なワケ

公開日: 更新日:

「監督、脚本ともに広告界のトップクリエーターが手がけただけあって、一般の人が知りえない業界特有のエピソードや裏話がいくつも披露されている。純情や善意だけでは弱肉強食の世の中は勝ち抜けない――そんな作品の主張がきちんとあり、伏線の張り方やそれを回収するタイミングも絶妙。押し付けがましいラブシーンもなく、潔くて気持ち良い作品です」

 豪華な俳優陣も魅せる。たとえばギャンブル好きの北川景子、閑職のリリー・フランキー、上司の豊川悦司といずれも変人でおかしなヤツばかりだが……。

「その中でたったひとり、妻夫木聡が演じる広告マンだけがまとも。とっぴな登場人物たちと観客をつなぐ重要な役どころですが、それも彼自身の好感度の高さや好青年らしい見た目、雰囲気を兼ね備えているからこそ。『主演・妻夫木聡』の存在が作品として高い完成度につながった。主演級では『悪人』(10年)以来、日の目を見ない状況が続いていましたが、今回は久々の“当たり”といえるのではないでしょうか」(前出の前田氏)

 出世作「ウォーターボーイズ」(01年)では海パン姿をスクリーンにさらしたが、本作もボクサーパンツ一丁で走り回る妻夫木。脱げば、ハズレなし!?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」