ビジネス書だから? ホリエモン「疑惑」も擁護派が多いナゾ

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■ビジネス書と小説は違う

 ジャーナリストの佐々木俊尚氏も8日付の自身のサイトで、〈「著名な人」が出している本のたぶん9割ぐらいは、ゴーストライターが代筆したもの〉と淡々と擁護しているが、コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。

「かつて松本伊代が自身のエッセー本について質問され、『まだ読んでいないから分からない』と答えたのは有名な話。タレント本なら笑って済ませられますが、万が一、何かの文学賞を受賞し、ゴーストライターがいるとバレたら、どうなるでしょう?」

 浄土真宗本願寺派僧侶で作家の向谷匡史氏も、こう口をそろえる。
「たとえ自叙伝的な小説であっても、『小説』と銘打つ限りは線引きが必要。それこそ句読点ひとつ、行間、文体、リズムすべてが作品であって、小説の命です。すべてに作家のオリジナリティーが問われるわけで、ハウツーを伝えるビジネス書のゴーストライターとは意味が違います」

 創作までカネで買ってはいけない。

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