酒嫌いだったアニマル浜口さん プロレス入り後は豪傑に変身
「気合だ! 気合だ! 気合だー!」の掛け声と「ワッハッハ」の豪快な笑い声で知られる元プロレスラーでタレントのアニマル浜口さん(67)。若い時はトラウマがあって酒嫌いだったとか。
酒はいい思い出も悪い思い出も、いーっぱいあるよ。一番よかったのは女房と出会ったこと。俺が国際プロレスでプロレスラーになって2年目の70年の12月かな。
キューピッドはラッシャー木村さん。ラッシャーさんがオックス・ベーカー選手と台東区体育館(現・台東リバーサイドスポーツセンター)で金網デスマッチを戦った際に左足を複雑骨折し、浅草の病院に担ぎ込まれてね。入院中、若手レスラーは交代で身の回りの世話に通ったんだ。
そして少しよくなったら、看護師の目を盗んで病室で酒盛り。会社公認だから、オレは日本酒の一升瓶を何本か持っていかされ、病室で一緒に飲んで酔いつぶれたこともあった。まあ、今じゃ信じられないことが平気な時代だったよ。
で、ある日、ラッシャーさんが「病院食に飽きたから、外へメシ食いに出よう」って、田原町駅の近くにあった小料理店に連れてってくれた。そこの看板娘がうちの女房だったってワケ。