森高千里をまったく生かせず…フジ「水曜歌謡祭」の前途多難
【連載コラム 桧山珠美の「あれもこれも言わせて」】
15日にスタートしたフジテレビの新しい歌番組「水曜歌謡祭」(19時57分~)。
フジの4月の改編コンセプトは「LIFE is LIVE(ライフイズライブ)」。亀山社長は定例会見で、「テレビそのものがライブ感を持っていなくてはいけないと考えている」と語り、その目玉として挙げたのが「水曜歌謡祭」だった。
ゴールデンタイムで生の音楽番組を編成するのは実に21年ぶり。MCは初挑戦となる森高千里とアンジャッシュ渡部。森高といえば、やっぱりミニスカ。46歳になった今「自慢の美脚はいかに」という保存状態も含め、見どころは多いはず。
番組のオープニング曲は代表曲「私がオバさんになっても」。おっ、いきなり歌うのか!? と思ったら、あろうことか、森高ではなく、和田アキ子がAKB48の精鋭を従えて熱唱するという悪夢のような展開に。
私が物心ついたころにはすでにオバさん、いやオッサンだった和田にいまさら「私がオバさんになっても」を歌われたところでジョークにもならない。AKBファンもアッコさん邪魔、とテレビの前で絶叫していたのでは。