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小栗康平映画監督

1945年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、フリーの助監督として浦山桐郎、篠田正浩監督らにつく。81年「泥の河」で監督デビュー。90年、純文学の極北と称された島尾敏雄の「死の棘」を映画化。第43回カンヌ国際映画祭で“グランプリ・カンヌ1990”と“国際批評家連盟賞”をダブル受賞。1920年代のパリで活躍した画家藤田嗣治を描き、話題の新作「FOUJITA」が全国公開中。

「泥の河」での加賀まりこさんの撮影はたったの1日だった

公開日: 更新日:
加賀まりこ(C)日刊ゲンダイ

 敗戦の1945年生まれの小栗康平氏の監督作品には、戦後日本と歩みを合わせるように、その時代を生きた女が浮き彫りになっている。1956(昭和31)年の大阪を舞台にした第1作「泥の河」では、みすぼらしい船に子どもふたりと住み、売春で糊口をしのぐ女――。当時38歳の加賀まりこが演じて… 

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