「名医に聞く健康法」中央公論新社編
「名医に聞く健康法」中央公論新社編
認知症や糖尿病などの病気から、関節の痛みや聴力・筋力の衰えなど、中高年が気になる症状の悩みを各専門医が解説する総合健康指南書。
老年精神医学の和田秀樹氏は、似ているようで異なる認知症と老人性うつの特徴と早期発見のポイントと治療・予防法を伝授。見分けるポイントはいつ症状が始まったか。認知症は発症時期が不明瞭だが、老人性うつは短い期間にさまざまな症状が現れるので本人や家族が発症時期を把握している場合が多い。さらに食欲減退と明け方に目が覚める早期覚醒も老人性うつの特徴だという。
以降、イライラや落ち込みの原因ともなる自律神経のバランスを整える腸のケアや、10歳若返るインターバル速歩の勧めなど、17人の名医が自ら実践している健康法とともにアドバイス。 (中央公論新社 1155円)