連ドラ3本演じ分け 最も使いたい俳優・遠藤憲一は硬軟両用
そんな売れっ子俳優とはいえ、遠藤がこれまで積み重ねてきたキャリアはあくまで脇役。その演技が認められて、これまでにも「湯けむりスナイパー」(09年、テレビ東京系)、「民王」(15年、テレビ朝日系)で連ドラ主演を果たしているが、あくまで深夜帯。今作が初めてのプライム帯での主演となる。
「遠藤からすれば、もちろんこのドラマで視聴率が取れれば言うことはないでしょうが、今は主演に抜擢された喜びのほうが大きいでしょう。フジテレビのこの枠は『戦う!書店ガール』も『HEAT』も平均で5%割れと散々でした。大コケさえしなければ、その演技と人気を当て込んだテレビ局から、今後も主演ドラマのオファーはある。“数字”が求められるのは、その時ということになるでしょう」(芸能ライター)
その時はぜひ、カワイイおじさん役ではない、コワモテの悪役を演じて本領を発揮してほしいものだ。