大石まどかの宝物は都はるみが言い放った“何気ない一言”
今年が25周年の大石まどかさんにとって、憧れの人は大ベテランの都はるみさん。歌手になったきっかけであり、デビューもその存在なしでは語れない。
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私が都はるみさんに初めてお会いしたのは1987年。会ったといっても、オーディションの出場者と審査員という関係です。当時のはるみさんは84年に「普通のおばさんになりたい」と引退宣言して歌手活動を休止、3年後に音楽プロデューサーとして復帰したばかりでした。
私は北海道出身(函館市)。札幌のテレビ局で、はるみさんプロデュースのオーディションが行われることになり、道内から私と同世代の歌手志望の人が何百人も参加、私はその中のひとりでした。当日はテーブルを挟んで大スターのはるみさん、サンミュージックのお偉いさんを前にして扇ひろ子さんの「哀愁海峡」を歌いましたが、地に足が着いていない感じで、もうガチガチでしたね。
オーディションでは最終選考の5人に残りましたが、最後、1番になれなかった。私はまだ14歳で年齢基準の15歳に達していなかったし、雰囲気にのまれていたから仕方がないと思いました。