「とと姉」で存在感 平岩紙は“平成の肝っ玉かあさん”女優
松岡修造と夫婦役を演じる「ファブリーズ」のCMでは、3兄弟の母親役がハマっている平岩紙(36)だが、先週の「とと姉ちゃん」(NHK)での演技も印象深かった。
戦争が激しくなり、経営が厳しくなるのはどの店も同じで、常子(高畑充希)たちが居候している「森田屋」もついに高崎への移転を思案していた。それを切り出したのが平岩紙(36)演じる照代。
ひと言も聞いていない義理の母・まつ(秋野暢子)は猛反発するが、照代は、もう深川で商売をするのは難しいこと、さらに娘の富江が妊娠しているため少しでも食糧事情のいい高崎への移転は不可欠であることなどを淡々と説いて、ついにまつを説得してしまった。
ンッ? こんな母親役の女優さん、むか~し見たことあるゾ。そうだ「肝っ玉かあさん」の京塚昌子だ! コラムニストの桧山珠美氏もこういう。
「たしかに丸顔でポッチャリに見える部分は“昭和のお母さん”というイメージにピッタリですよね。まだ36歳なのに落ち着いた役ができるところ、決して主役を邪魔しないけれど、いざという時にはデンとした存在感があるところも、今後が楽しみな女優さんです」