「ドクターX」で好演 ドラマ色気枠は橋本マナミで決まり
3日の「ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル」(テレビ朝日系)は同ドラマ初の単発もので、視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が22・0%! 15分の朝ドラとは違って、2時間ものでこの数字は驚きだ。
同ドラマの魅力はまず、フリーランスの外科医・大門が米倉涼子のハマリ役であること。スペシャル版では冒頭に「お腹すいた~っ」「日本一おいしいお寿司さん、どこだかわかりませんか~!」とか、甲高い声でバカっぽい振る舞いを見せつつも、路上で倒れた女性の容体を見る時はパッとシリアスな外科医になり、「激しい胸部痛に呼吸困難、緊張性気胸の疑い!」と救急に電話して、病院に着くと「通りすがりの外科医です」とオペをやってしまう変わりようがうまい。
青い手術服の米倉はカッコいいし、ドロドロした医療界で人命のために戦う姿が爽快で、女性ファンが大勢いる。
さらに、「左下葉切除に加えて……」と大門が指示すると、体の図が画面端に出る医学番組みたいな親切さも、わかりやすくていい。病院長役のビートたけしら豪華キャストも効果的だった。