「ドクターX」で好演 ドラマ色気枠は橋本マナミで決まり
そんな中、注目されるべき、もうひとりの女優は橋本マナミ。
岸部一徳演じる神原名医紹介所の神原晶が行く寿司屋の美人女将で、チョコチョコっとしか出ていないが、実に色っぽい。病院に向かおうと店を出る神原に「晶さん、もう行っちゃうんですか……やっと会えたのに」と思わせぶりに近づき、「また来ますから」と言われると、
「きっとですよ。や・く・そ・く」
と、長~いチューをする。
同じグラドル出身の壇蜜にどことなく似ているから“ポスト壇蜜”とも言われるが、壇蜜より雰囲気が明るい美人だし、ボディーにキレ(?)もある。
「ドクターX──」では着物姿だが、髪をアップにすると、目元クッキリの中年殺し(死語!)タイプの美人と化していた。大門が来店したシーンでも米倉相手にそつなく芝居、出番は少なくてもこういう“ホッとひと息つく目の保養シーン”(なんとラストではビートたけしとチュー)はドラマに欠かせない。橋本は今後、いろんなドラマの“お色気枠”要員として期待大だ。
白衣にミニスカートの米倉の合間に、橋本マナミをちょっとだけ挿入するところもドラマヒットの法則だろう。
(作家・松野大介)