俳優で名司会者だった柳生博さんは八ケ岳で“第二の人生”
「この土地を買ってからずっと一緒に開拓してきた。最初にチェーンソー持たせたのが10歳くらいだったかな。木々の一本一本に真吾との思い出が刻み込まれてるよ」
後継は、商社マンだった次男の宗助さん。真吾さんが亡くなる前に赴任先のシンガポールから帰国。レストランの店長になっていたが、今年1月から社長に就いた。
「当初は意見が合わなかったこともあったけど、宗助は宗助なりに将来をプランニングしてのことだからね。もうお任せだよ」
孫は7人。「ピヨピヨ会長って呼ばれてるんだ」と言って目を細めた。