井上由美子氏は連敗中…「緊急取調室」で汚名返上なるか
4月20日スタートの「緊急取調室(シーズン2)」(テレビ朝日系)には、2人の女の汚名返上がかかっている。
まずは主演の天海祐希(49)。“高視聴率女優”と呼ばれた天海だが、昨年主演したドラマ「Chef~三ツ星の給食~」で平均視聴率7・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨敗。連続の爆死は何としても避けたいところだ。
この「緊取」の脚本を第1シリーズから書いている井上由美子氏にとってもそれは同じ。14年に脚本したドラマ「昼顔」が大ブームとなったが、15年「まっしろ」が5.8%、「遺産争族」が10.7%と低調に終わり、16年に松嶋菜々子(43)を主演に据えた「営業部長 吉良奈津子」も7%台。民放ドラマ3連敗は、かつて30%台を連発していた人気脚本家にとっては黒歴史でしかない。健在を見せつけるには「緊急取調室」は大きなチャンスだ。
「全話平均視聴率が30%を超えた『GOOD LUCK!!』や平均23.9%を記録した『白い巨塔』、『14才の母』『きらきらひかる』など、多くの高視聴率ドラマを手がけた井上氏にとって、最近の低視聴率は屈辱以外の何ものでもなかったのでしょう。3月までNHKで放送された連続ドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』では多くの母娘問題に悩む人々を取材し、専門家に臨床心理考証を依頼して脚本執筆に当たり、数字こそ高くないが“さすが井上由美子”と言われるドラマを完成させている。この『緊急取調室』では数字を取りたいはず」(放送ライター)