英国ドラマ「女王ヴィクトリア 愛に生きる」の楽しみ方
今年5月からNHK総合で日曜夜に放送された英国のドラマ「ダウントン・アビー」の最終シーズンが終了し、7月30日から新たに英国の王室を描いた「女王ヴィクトリア 愛に生きる」がスタートした。お金がかかっているのは一目瞭然だが、実に豪華で重厚な内容には感心するしかない。
ヴィクトリア女王は1819年生まれの大英帝国の最盛期を築いた女帝として知られる。
死去したのは即位64年目の年で、これは現在のエリザベス女王の即位65年に次ぐもの。ちなみに、エリザベス女王にとっては高祖母にあたる。
初回はウィリアム4世が死去し、18歳で女王として即位するまで。6日の2回目は若き女王の唯一の理解者であるメルバーン首相が失脚、女王の精神状態が不安視される中、再び復権するまでが描かれた。
「これを見れば、今の王室のあり方がよくわかるし、EUを離脱するイギリスという国がなんとなく理解できます。ストーリーは史実に基づいていてわかりやすいし、女王を生身の人間として捉えていて、王室の気取ったお話でもありません。家臣や庶民のさまざまな人間模様も描かれ、視聴者の下世話な興味も満足させてくれます」(ドラマウオッチャー)
13日の3回目はメルバーンへの思いやアルバート公子との運命の出会いが描かれる。これから参戦しても十分に楽しむことができそうだ。