81歳歌丸が高座へ執念…生きがいを持つと寿命は7年のびる
落語家の桂歌丸が14日に81歳の誕生日を迎えた。抱負を聞かれ、「何もありません」と周囲を笑わせた後、「目をつむるまで、演じたい」と高座への意気込みを語った。
2016年の5月、「笑点」の放送開始50周年を機に司会者の座を退いたとはいえ、落語家としては現役。現在は東京の国立演芸場の「8月中席」(20日まで)に出演中だ。共演の三遊亭円楽(67)が高座のマクラで「歌丸師匠の介護のために参りました」とやって、客席を沸かせ、それをみた歌丸も舞台裏でニヤリとしたりして、「笑点」をほうふつとさせる場面もあるようだ。
とはいえ、歌丸の体は満身創痍だ。肋骨骨折、慢性閉塞性肺疾患、左肺炎慢性呼吸不全急性増悪などで入院し、高座も休み、そのたびに引退説が飛び交う。
「もともと食が細く、朝と昼をかねてもりそばを1枚、夜も公演先の弁当を持ち帰って半分ほど食べる程度。ご飯いっぱいもいらないという人なんです。そのうえ肺の持病からくる呼吸不全に胃下垂で腸閉塞になりやすく、それらで療養すれば背部褥瘡(じょくそう)、いわゆる床ずれでまた入院というような状況を繰り返してしまっている。165センチあったという身長も小さく曲がり、体重が36キロくらいまで減ってしまったという話もあります」(スポーツ紙芸能記者)