「元気が出るテレビ」からリングへ 元気美佐恵さんは今
人気メニューはカブキさん直伝の牛すじを赤味噌で煮込んだ「かぶちゃん煮込み」(680円)や鶏の水炊き風の「オリエンタルクロー鍋」(920円)のほか、元気さんが一手間加えてオリジナルの味に仕上げた「元気味噌野菜」(620円)、塩麹と醤油麹に漬け込んだ「鶏の唐揚げ」(600円)など。
「オススメは、12種類の名物メニューを3種選んでドリンク1杯とセットにした『ほろ酔いセット』(1280円)。おひとりで来ても、ウチの自慢の味をあれこれ味わっていただけるんです」
お客さんは、近所のサラリーマンやプロレスファンがメイン。
「後楽園ホールから歩いても15分ちょっとなので、プロレスや格闘技の試合がある時は、レスラーや各団体スタッフの方々も来てくれます。カブキさんが17年間ここでお店をやってくださっていたので、店名は知らなくても『カブキさんの店』といえばプロレスファンの方はよーくご存じ。うまく引き継げて本当に良かったですね」
■ビートたけしから大きな段ボール箱
さて、埼玉県入間市出身の元気さんは、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」が93年に公募した“女子プロレス予備校”に2期生として入学。身長175センチの恵まれた体格とガッツを見込まれ、同予備校卒業後の94年2月、全日本女子プロレス(以下、全女)に唯一入団を許された。