安室引退興行にファン疲弊 “お買い物マラソン”に怨嗟の声

公開日: 更新日:

 昭和の時代、キャンディーズや山口百恵の引退はテレビ各局で放送され、華々しい映像とともに終焉の時を迎えた。それだけに安室が姿を見せないまま最後の日を迎えてしまうのは寂しさを通り越して大ブーイングではないだろうか。アイドル評論家の北川昌弘氏はこう言う。

「AKBなどは卒業後ソロでも引き続き応援してもらいたいという意図があるからこそテレビ露出を拒まないが、安室さんの場合は芸能界への未練がない。将来に向けた打算がないからともいえます。山口百恵さんは周年記念作品をリリースしたり、レコードからCD化したりと後々まで本人稼働ナシで収益をあげていたといいますから、長期セールス展開を考えるなら露出が少ないほうがベター。それも含めて“平成らしい”引退の仕方なのかもしれません」

 9月16日、沖縄で本人出演ナシのフィルムコンサートで完全引退する安室。それでも当日は“ナマ安室”の降臨に一縷の望みをつなぐファンたちが全国から集結するため、すでに那覇市内のホテルは予約でいっぱいである。モヤモヤが晴れないファンのやり場のない気持ちはどこへ向かうのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁