JリーグにMLBも…「DAZN」のスポーツコンテンツは130超
今月21日(日本時間)に米ラスベガスで行われた村田諒太の2度目の防衛戦、世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトルマッチを独占生中継した「DAZN(ダゾーン)」。
注目度ナンバーワンの試合にもかかわらず、見ることができたのは地上波テレビではなく、動画配信サービス「DAZN」のみだった。村田の防衛はならなかったが、話題沸騰だった。
「DAZN」を運営するのは、英国に本拠地があるスポーツメディア企業「パフォーム・グループ」。同社は欧州サッカーなど、トップスポーツの試合映像などのデジタル動画の権利を企業間で売買したり、コンテンツを提供するBtoB事業を10年ほど展開してきた。そのノウハウを生かして、2016年からコンシューマー向けのBtoC事業に進出。DAZNというブランドを立ち上げ、同年8月、ドイツ、オーストリア、スイスに次いで日本でもサービスをスタート。その後、カナダ、イタリア、米国が加わり、動画配信による有料のスポーツチャンネルとして現在7カ国で展開している。
「外資ビジネスの特徴は、本国での成功をひな型にして、グローバルに展開していくのが一般的なパターンだと思いますが、当社の場合、英国本国にはDAZNはないので、個々の国によって、それぞれ独自の展開。コンテンツも異なります。ただ、根底にあるのは、スポーツファンが好きなスポーツを、いつでもどこでも1プラットフォーム、1プライスで見放題で楽しんでいただきたいということです」(DAZN PRの松岡けい氏)