「イッテQ」疑惑で日テレ冬の時代へ…構造的問題の指摘も
こうした土壌がひいてはヤラセを生むことになるわけだが、これはテレビ番組が抱える構造的問題である。芸能プロデューサーの野島茂朗氏からは別の番組についてこんな証言も。
「番組出演のオファーをもらって準備しているときに、ヤラセ的なものをやるようにといった条件や要求があり、困ってしまうことがあります。番組を面白くするために台本を練っているのでしょうけど、そのシナリオありきで進行させようとするあまり、現実や事象との間に齟齬が生じてしまうのでしょうか。台本通りの言動をする出演者集めを相談されたこともあります」
日テレは2013年12月以来続いていた「3冠王」の記録が10月で途切れたばかり。家族向けの人気番組「イッテQ」のヤラセ疑惑は、これから始まる冬の時代を告げる“風の音”といえないだろうか。