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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

くだらないトーク番組より健康・病気番組を増やして!

公開日: 更新日:

 芸能人のがん告白や闘病の話題はワイドショーの格好のネタ。先日も、2月に舌がん手術を終え闘病中の堀ちえみ(52)に今度は食道がんが発覚したと騒ぎになった。

 がん発覚で「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日系)から降りた八千草薫(88)も、脳血栓の緊急手術のため「きのう何食べた?」(テレビ東京系)を降板した志賀廣太郎(70)も気になる。

 堀や白血病と闘う競泳池江璃花子(18)は本人や家族がブログで近況を伝えることができるが、高齢者の八千草や志賀はそんな術もなく近況がわからないだけに、なおさら心配になる。上品でかわいいおばあちゃん役なら八千草の右に出る女優はいないし、志賀も貴重な名バイプレーヤー。「三匹のおっさん」(同)もノリ役の志賀がいなければ話にならない。一刻も早く回復し、再び元気な姿を見せてほしい。

 突然の病気告白にも驚かされるが、番組の中で病が見つかるのもなかなか衝撃的だ。先日、違いがわかる男・演出家の宮本亜門(61)が前立腺がんを告白したが、そもそもがんが発覚したのは健康番組だった。

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