詐欺事件、ヤクザ愛人説、ギャンブル好き…報道の99%が嘘
「日本の皆さん、お久しぶりです。桂ちゃん(自分のことをこう呼んだ)の人生には今、歌しかありません。日本のファンの皆さんを裏切り、迷惑をかけたことを深くお詫びしたいと思います。一時期は自殺を考えたほど苦しかった。08年8月に帰国後も4年半以上は外部の人との接触を避けて母親と2人だけでひっそりと暮らしてきました。
でもマスコミは覚醒剤事件や借金騒動だけでなく、ヤクザの愛人だったとか、借金苦でマネジャーが自殺したとか、韓国での詐欺事件などが事実と全く違う報道がされて、とても悔しい思いをしてきたことも事実です。マスコミ報道の99%はウソです。私はマスコミは大嫌い。面白おかしく書くだけで、本当のことを伝えてくれない。マスコミは直接私の元へ来て確認の取材もしないで、無責任な噂や伝聞を一方的に垂れ流してきました。
今回、私を心配してくれている日本のファンの皆さんと心がつながることができるのではないかと思い、皆さんの疑問に洗いざらいお答えしたいと思います」
(つづく)
▽ケイ・ウンスク 1962年7月28日、韓国ソウル生まれ。歌手。高校在学中からCMモデルとして活躍し、79年に韓国でレコードデビュー。アイドル歌手として人気を集めた。作曲家の浜圭介に見いだされ、85年にシングル「大阪暮色」で日本デビュー。その後は「すずめの涙」「ベサメムーチョ」などヒット曲を連発。NHK紅白歌合戦には88年から94年まで7年連続出場。