来秋は杉咲花に…NHK朝ドラ主役が5期連続で選考ナシの事情
気の早い話だが、2020年秋スタートのNHK朝ドラが「おちょやん」に決まり、ヒロインに杉咲花(22)が抜擢された。10月30日に同局が発表した。
杉咲は、高畑充希(27)主演の「とと姉ちゃん」(16年)で朝ドラ経験はあるが、ヒロインは、もちろん初。
「これまで朝ドラヒロインのオーディションに3回落ちているだけに、杉咲は会見で『泣いてしまいました』と嬉しそうに話していました。喜びもひとしおだったのでしょう」(テレビ誌ライター)
もっとも、今回はオーディションではなく、オファー。ひと昔前の朝ドラの主役といえば、新人の“登竜門”だったはずだが、18年放送の「まんぷく」の安藤サクラ(33)から杉咲まで、主役は5期連続でオファーだ。
「前作『なつぞら』の広瀬すず、現在放送中の『スカーレット』の戸田恵梨香、次回作『エール』の窪田正孝もそうです。『エール』からは高画質の4Kで制作に時間もかかるため、週6回放送から週5回に短縮されますが、これはNHKの“働き方改革”の一環。新人を登用すると、演技指導などで撮影が滞る恐れがある。それを避けたいからオファーというわけです。すでに評価されている役者を使うと『新鮮味がない』という声もありますが、時代の流れには逆らえません」(NHK関係者)