榊原利彦が告白 俳優人生30年で一番の失敗は“ワガママ病”

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 ――30年間、続けられてきた秘訣は何でしょうか。

「見た人が“あのシーンはよかったね”と印象に残る芝居をやりたいと思ってきたことですかね。ひたすらそれを目指してきました」

 ――逆に一番の失敗といえば?

「20代半ばの頃ですかね。今思えば“ワガママ病”だったのかも知れません。腐ってましたね。“自分はもっとやりたい、できるのに”って。いろいろ考えすぎちゃってね。製作意図と違うすごい重い芝居をしてしまったり。その作品に出演させてくれた恩義のある方が飲みに誘ってくれているのに、プイッと帰ってしまったりね」

 ――アセっていた?

「若かったし、もがいていたんですね。でも劇団を始めたことで全体が見えるようになってきたというかね。むやみに前に出ようとするばかりではなく、その作品の意図にあわせた芝居をしたいと思うようになりました」

 ――この秋は、Vシネの新シリーズ「影と呼ばれた男たち」(11月25日発売)のリリースや、30周年記念のトークショーなどが続きます。

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