著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

セレブか上級国民か…同じ特別扱いでも炎上ダメージは違う

公開日: 更新日:

 いったん上級国民の身勝手ととられてしまうと、ズルいヤツを懲らしめるとの大義名分を与えてしまうばかりか、嫉妬の裏返しで炎上によって留飲を下げる格好の標的とされてしまう。

 大義名分は新規の参入障壁を下げてしまうため、そもそも炎上する期間が長くなる。長引く間に対応のミスや当事者からの暴露などで新たな燃料が投下されるチャンスが増え、結果的にさらに長期化することとなる。

 上級国民に落ちるか、セレブにとどまるか。成り上がりと見られやすい新進の芸能人やベンチャー経営者にとっては、その後の行方をも左右する剣が峰ともなりかねない。

 最近だと、タレントの木下優樹菜(32)の炎上が、まさにセレブから上級国民へと転落したパターンだった。(つづく)

【連載】2019年下半期ネット炎上事件簿

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値