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北川昌弘女性アイドル研究家

1988年の「NIPPONアイドル探偵団」(宝島社)出版を皮切りに、アイドルから若手女優まで、幅広く精通するアイドル研究の第一人者。研究データの収集・分析のため、精力的に芸能イベントで取材活動を続けている。

いきなり映画2作でヒロインに 小西桜子は「持ってる」新人

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 8日に行われた映画「ファンシー」の舞台挨拶に登壇。彫師でもある郵便屋さん(永瀬正敏)と、白い家にひきこもっている詩人・ペンギン(窪田正孝)の不思議な友情関係の間に現れる、詩人・ペンギンのファンで妻になりたいと押しかけてきた女子「月夜の星」役に抜擢されたのが小西桜子(21)だ。演技力がズバ抜けているというよりは、初演技ならではの初々しさ的なものが役に見事にハマった印象です。

 映画を見た時は、思わず「前田敦子?」と思ってしまい、インタビュー時に「トルネードそっくりSHOWに出てませんでした?」と訊いてしまったほど(「出てません」と即答でしたが)。濡れ場的シーンもあるのですが……まさに衝撃かつ魅惑のスレンダーボディ。DVDが出たら多分、買います。

 もうひとつの作品は三池崇史監督初の恋愛映画と話題の「初恋」で、アメリカではすでに公開されていますが、日本では2月28日公開です。

 実は「ファンシー」のクランクアップの翌日が「初恋」のオーディションだったそうで、

「人生で最もハイな状態で」オーディションに行った結果の役ゲットだったそう。しかも相手役が2作続けて窪田正孝ですから、とても偶然とは思えない。

 こちらは父親の借金のためヤクザに囲われている少女・モニカという凄まじい役どころ。窪田正孝演じる、余命幾ばくもないとの診断を受け、自暴自棄気味な天涯孤独な天才ボクサー葛城レオとたまたま出会い、逃避行? それに凄まじいキャラ、キャストが次々と入り乱れ、まっ、三池崇史ワールド全開な作品ではあります。

 とにかく、何か持っているとしか思えない大役2ゲット女優。7月下旬から放送開始のドラマイズム「死にたい夜にかぎって」に出演。

 6月には映画「猿楽町で会いましょう」、さらに主演映画「アストロエイジ」もスタンバイ。ぜひともご記憶ください。

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