NHK看板アナ朝夜チェンジ 狙いは“わくまゆ”のスマホ視聴
NHKのアナウンサー大幅入れ替えは、4月からの地上波のネット同時配信を視野に入れたシフトなのだろう。とりわけ、和久田麻由子(「おはよう日本」)と桑子真帆(「ニュースウオッチ9」)の朝夜チェンジという異例の人事は、テレビとネットの視聴者の違いに合わせるためだ。
「美人でスタイルも抜群の和久田をニュースウオッチ9にもってきたのは、残業帰りや一杯飲んだサラリーマンが、帰りの電車の中でスマホで同時配信を見ることを期待しているからです。一方、朝、テレビを見ているのは圧倒的に中高年女性で、彼女たちに評判がいいのは桑子なんです。『おはよう日本』に起用することで、その後の『朝ドラ』『あさイチ』につながっていきます」(テレビ雑誌編集デスク)
今回の異動のもうひとつの目玉は、夕方の報道・情報番組の強化だ。エグゼクティブアナウンサーの阿部渉を「ごごナマ」から「ニュースシブ5時」、「ブラタモリ」の同行アナ林田理沙を「首都圏ネットワーク」のキャスターにした。
「働き方改革で定時退社が多くなり、これに合わせた5時、6時台の民放の情報番組戦争が激しくなっています。NHKもネット同時配信で、これに割って入ろうというのでしょう。ベテランアナの安定感やブラタモリで全国区となった林田で、こちらは帰宅途中の女性のスマホ狙いです」(前出のテレビ雑誌編集デスク)