中居正広の退所会見はSMAP再集結のための“地ならし”なのか
国民的グループ「嵐」の活動停止、創業社長の逝去、そして相次ぐメンバーの退所と近年激震が続くジャニーズ事務所。それぞれの考えのもと、事務所を去る人、残る人……その“胸の内”を本人の発言から読み解く――。
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「たぶん本人は言われたくないと思うけど、相当考えてると思う」
中居正広のジャニーズ事務所退所会見を、草彅剛はこう評した(※1)。
一方、故ジャニー喜多川氏は生前、中居のことをこう語っていた。
「中居君なんか、最初はものすごく二枚目というか真面目でねえ。あそこまでしゃべれる人間でもなかったし、おとなしかった」(※2)
中居自身もかつては「話すのは正直、苦手分野」(※3)、「こう見えてもパッと言葉が出てくるタチではない」(※4)と語っていた。
そんな中居を名司会者たらしめたのは“入念な準備”である。「27時間テレビは27時間分覚えてます。紅白も全て覚えてやってましたね」という香取慎吾の言葉【※1】が象徴するように、笑福亭鶴瓶とコンビで司会を務めた2007年の紅白歌合戦では、電話帳ほどの厚さがある台本の内容を頭にいれ、鶴瓶に後ろからお尻を叩いて合図するなどして、全体を引っ張っていた(※5)。