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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ハワイ新婚旅行で事務所から自粛要請 約束破れば全体責任

公開日: 更新日:

 身動きが取れない。静かにハワイに滞在するしかないとはいえ、観光気分にはなれない。昼は観光客のようなフリをして島内を散策。ひょっとしたら偶然2人と会うかもしれないという淡い期待を抱き、ホテルやコンドミニアム、レストラン、テニスコートを歩いたが、影すら踏むことはできなかった。

 結局、最終日の午後、ダイヤモンドヘッド近くの公園で会見が行われた。

 2人は爽やかな白のテニスファッションで、立ったままの囲み取材は質問の取り合い。

「滞在していた部屋からダイヤモンドヘッドと夕日を眺めましたか?」

 そんな質問をしたと思う。意図があった。2人が帰った後なら取材は自由。ハワイのどこでなにをしていたかの取材は週刊誌の特権。「見えました」となれば、滞在していたホテルをある程度、絞り込めると思ったのだが、返事は曖昧なままだった。

 わずか30分ほどで取材は終わった。2人が帰国後、私は残り、2人の足跡を徹底的に調べ、ホテルやレストラン、テニスコートと回ったが、決定的なものはなかった。

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